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神山健治監督による完全新作アニメ『機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO』発表、2027年展開へ

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バンダイナムコフィルムワークスは、米国で開催された「サンディエゴ・コミコン2026」にて、完全新作アニメ『機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO』を発表した。『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』などで知られる神山健治が監督を務め、従来の宇宙世紀や既存のタイムラインとは異なる全く新しい世界観を描く。本作は2027年の公開・配信が予定されている。
■SDCCでの世界初公開と日米同時配信
バンダイナムコフィルムワークスは、サンディエゴ・コンベンションセンターで開催された「サンディエゴ・コミコン2026」のパネルステージ「GUNDAM Showcase 2026 – Unveil the Next Gundam」にて、新シリーズ『機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO』を発表した。本ステージは現地時間2026年7月23日10:30から11:30(日本時間7月24日2:30〜3:30)に開催され、日本からのゲスト登壇に合わせて、公式YouTubeチャンネル「GUNDAM CHANNEL INTL」でも同時配信が行われた。
発表された新作は、既存作品の続編や既存タイムラインの再訪ではなく、これまでのガンダムシリーズのどれとも異なる世界を舞台にする。
■神山健治監督が持ち込む「意識の探求」というテーマ
監督に起用された神山健治氏は、『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』や『東のエデン』、映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』など多岐にわたる作品を手がけてきた。これまでのキャリアにおいて「意識とは何か」という問いを繰り返し提示してきた同監督の参加により、本作では「認知の物質化(Cognitive Materialization)」という独自概念が物語の核として提示される。
神山監督はプレスリリースにて、「『宇宙世紀でもコズミック・イラでもない、完全な新タイムラインのガンダム』というオファーを受けた際、地球連邦やジオンに代わるものは何か、ニュータイプ概念やミノフスキー粒子はどうなるのかと深く悩んだ」と明かしている。その上で「ガンダムをガンダムたらしめている本質を突き詰めるうちに一度原点へ立ち返り、長年愛してきたシリーズをゼロから自分の手で作り上げる興奮を優先した」と語っている。
■世界観設定:地球を失った「アフター・アポカリプス(A.A.)」時代
本作の舞台は「アフター・アポカリプス(A.A.)」という新たな紀元を採用している。劇中のバックストーリーによると、異銀河から飛来した自律型恒星間物体が人類に「重力制御」「超光速通信」「認知の物質化」という3つの技術(啓示)をもたらし、人類は太陽系全域へ進出する未曾有の繁栄を迎えた。
しかし10年足らずのちに同物体が暴走し、自己増殖する攻撃的生態系「アポカリプス」を発生させた。人類は地球軌道上での防衛戦の末にアポカリプスを喰い止めたものの、地球自体の放棄を余儀なくされた。地球放棄の年が「A.A. 1年」と定められ、物語はその45年後となる「A.A. 45年」から始まる。
主人公のレイ・アズミ(CV:大塚剛央)は月で生まれ、アポカリプスしか知らない世代の少年であり、対アポカリプス用試作モビルスーツ「ガンダム・ゼロ」の専属パイロットとして戦いに身を投じる。
■SF設定考証に円城塔氏が参加、物理法則を超える3つのテクノロジー
本作における「重力制御」「超光速通信」「認知の物質化」の3大技術は、従来の宇宙世紀におけるミノフスキー粒子の役割と同様に、作品世界の物理的制約やリアリティを担保する枠組みとして機能する。SF作家の円城塔氏が設定考証(Scientific Architect)としてクレジットされており、理論的かつ綿密なSFバックボーンが構築されていると見られる。
また、制御不能となった自己増殖システム「アポカリプス」の設定は、現実の人工知能(AI)安全性研究における「道具的目標の収束(Instrumental Convergence)」やナノテクノロジーにおける「グレイ・グー」の概念にも類似しており、脅威と一定の境界線を保ちつつ生存を図る人類の姿を描くという、これまでのガンダムシリーズにないアプローチが試みられている。
■制作体制とメディアミックス展開
アニメーション制作は、サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)とともにSOLA ANIMATIONが共同で担当する。主なスタッフとして、原作:矢立肇・富野由悠季、ガンダムデザイン:清水栄一、オリジナルキャラクターデザイン:STATO、キャラクターデザイン・総作画監督:高須美野子、音楽:椎名豪が発表されている。
さらに、本シリーズはメディアミックスプロジェクトとして連動しており、2026年6月の「Summer Game Fest 2026」で発表されたアクションRPG『GUNDAM ROGUE ORBIT』と世界観を共有する。同作は『RG XARX-ZERO』の100年後を描く直接の続編作品となり、PlayStation 5、Xbox Series X/S、Steam向けに2027年の発売が予定されている。
■グローバル市場を見据えた戦略と機体デザイン
今回、米国サンディエゴ・コミコンのステージで世界初公開が行われたことは、英語圏市場を主要なターゲットとして明確に位置付けた戦略的な試みといえる。ガンダムブランドはこれまでに累計8億個以上のガンプラを出荷しているが、2029年のシリーズ50周年に向けた大型プロジェクトの一環として本作が位置付けられている。
主人公機「ガンダム・ゼロ」のメカニックデザインを手掛ける清水栄一氏は、重厚でウェザリングの映えるハードウェア描写に定評がある。キービジュアルではマントのような装束を纏った機体が描かれており、従来の人間同士の戦いとは異なる、異形のアポカリプスに対抗するための特殊な機体設計が期待されている。
■注目ポイントQ&A
●『機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO』とはどのような作品ですか?
2026年7月のサンディエゴ・コミコンで発表された完全新作アニメシリーズです。『攻殻機動隊 S.A.C.』などで知られる神山健治氏が監督を務め、SOLA ANIMATIONとサンライズが共同制作します。「アフター・アポカリプス(A.A.)」と呼ばれる独自のタイムラインを舞台に、2027年の展開開始を予定しています。
●2026年5月に発表された『新機動戦記ガンダムW』の新作プロジェクトとの関係はありますか?
両プロジェクトは完全に独立した別の作品です。5月に発表された『ガンダムW』の新プロジェクトは「アフターコロニー(A.C.)」世界を舞台にした作品であり、今回発表された『RG XARX-ZERO』の「アフター・アポカリプス(A.A.)」世界とは設定上の繋がりはありません。
●登場する敵「アポカリプス」の設定はどのようなものですか?
異銀河から飛来した自律型物体から発生した、自己増殖する攻撃的な生態系です。AI安全性研究における「道具的目標の収束」やナノテクノロジーの「グレイ・グー」シナリオに似た概念であり、人類は地球を奪われつつも軌道上で防衛境界線を維持しているという設定です。
元記事: Ghost in Shell Director Kenji Kamiyama Helms New Gundam Series RG XARX-ZERO
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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