【どう見るこの株】jig.jp、27年3月期は純利益連続最高更新予想、「ふわっち」堅調と新事業寄与が支え

2026年5月20日 08:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■上場来安値更新後も189円まで買われる場面、堅調業績と新事業開始を手掛かりに見直し買い

 jig.jp<5244>(東証グロース)は、前日19日に1円安の181円と6営業日続落して引け、取引時間中に176円まで売られ、連日の上場来安値更新となった。ただ、同じく取引時間中には189円まで買われる場面もあり、底値買いも交錯した。

 同社株は、今年5月14日に3月期決算を発表し、前2026年3月期業績が期初予想を下ぶれて着地したことが嫌気された。ただ、これは先行投資負担によるもので、今2027年3月期業績は、なお先行投資は続くものの、これを吸収するとともに新事業の早期寄与などで純利益が連続して過去最高を更新すると予想されている点が見直された。

 投資バリュー面では、PERが6.4倍と東証グロース市場の低PERランキング第10位にランクインしている。テクニカル面でも、2023年8月につけた上場来高値550円から上場来安値まで調整し、大底打ちのアノマリーとされる「半値八掛け二割引き」水準となっていることが、底値打診買いの材料視されている。

■「ふわっち」のコアユーザーが堅調に推移し新事業も即戦力として寄与

 同社の今2027年3月期業績は、売り上げ165億円(前期比12.8%増)、営業利益19億8000万円(同0.2%増)、経常利益18億3000万円(同0.4%増)、純利益11億6000万円(同0.4%増)と予想され、純利益は前期の過去最高(11億5500万円)を小幅ながら連続更新する。既存事業のライブ配信サービス「ふわっち」では、コアユーザー数が堅調に推移している。

 新事業では、今年5月に34億8300万円で株式を取得して子会社化した審査制マッチングサービスのバチェラーデート(東京都品川区)が即戦力として寄与する。さらに、新事業として開発・販売をスタートさせた「商用AR Glass」への先行投資や、認知度向上・競争力強化のために積極化する広告宣伝費増などをカバーする見通しだ。配当は、年間2.93円(前期実績2.93円)を予定している。

 なお「商用AR Glass」は、情報取得のインターフェースがスマートフォンから眼鏡型デバイスへ移行する転換点にあることを見据えた製品である。AR Glass市場は2025年から2035年にかけて年平均成長率19.1%で拡大し、2035年の市場規模が1153億ドルになると予測されている。同社はこの成長市場に対応し、先行的なポジションを拡大するため、日本初のプラスチックウェイガイド光学技術を搭載して開発し、販売を目指す。同AR Glassは、今年5月29日に開催予定の「電脳メガネサミット2026in鯖江」でも先行有利性をアピールし、認知度向上につなげることになる。

■「半値八掛け二割引き」の底値から低PER順位第10位の割安修正に再発進

 株価は、業績がやや伸び悩んで推移するなか、好材料が表面化するたびに高値反応してきた。昨年8月の自己株式取得発表では319円、昨年12月発表の「商用AR Glass」開発・販売では292円、今年4月のバチェラーデート子会社化では277円まで買われた。

 足元では、前期業績の下ぶれ着地が響いて上場来安値追いとなったが、PERは6.4倍台と東証グロース市場の低PERランキング第10位に位置し、売られ過ぎを示唆している。またテクニカル面でも、上場来高値550円から上場来安値176円まで、大底打ちのアノマリーとされる「半値八掛け二割引き」水準まで調整している。底上げに再発進し、まず今年4月につけた年初来高値277円を目指す展開が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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