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ヒューム管トップG:日本ヒュームに資産形成株候補を覚える
日本ヒューム(5262、東証プライム)に初めて関心を持ったのは、2018年夏場の株価動向だった。900円水準から1060円まで急伸。その後2カ月弱で、「行って来い」となった。「防災関連」銘柄とはやされて急伸。が、大台替わりで株価急落。株式投資の「属性」を垣間見た気がした。
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久方ぶりに昨今の動向を覗いてみた。本稿作成中の時価は1300円台終盤。300円余り上値に居所を移していた。収益動向、こんな具合。
2021年3月期「13.1%減収、4.5%営業減益」-「3.1%減収、16.2%減益」-「8.1%増収、14.7%減益」-「5.8%増収、11.8%増益」-前期は「9.9%増収、46.3%増益」。この間、25円配が38円配に上乗せされている。そして今期計画は「7.9%増収(400億円)、13.7%増益(23億円)、44円配」。
決算資料を読み解くと「コロナ禍で経済活動の停滞、とりわけ公共投資の低迷が響いた。民間・公共投資が揃って立ち直り傾向を強めている」と言った具合だ。
前記の18年3月期の売上高は26億円増/営業利益は7億円増/売上高営業利益率4.3%水準。今期予想は5.8%水準。言葉は適切でないだろうが、地味な推移。
ヒューム管は、コンクリートで出来た管。農業用水を運ぶ、我々が使用した後の水処置などに使われる。日本ヒュームはヒューム管最大手(シェア24%.)。創立1925年(大正14年)。斯界トップの座を維持し続けてきたが、アナリスト達の見方は「ヒューム管の歴史は、素材開発・技術開発の歴史。日本ヒュームはトップ企業として、絶えず先行投資と取り組んでこざるを得なかった」と、営業増益率の「地味」を説明する。
例えば、イーコン。日本ヒューム・東京都下水道サービスと共同開発。特許取得済み。「産業廃棄物活用」「CO2排出量80%削減」「普通コンクリート比耐酸性10倍」「耐塩害性5倍」等の特徴を有す。
今後についてもアナリスト達は「少子化や若者の建設業離れは避けがたい流れ。あらかじめ工場で作られた製品の需要が高まろう。デジタル化などソフト面への対応が不可欠。トップを走り続けるために日本ヒュームはそうした分野での投資家が必須となる」とする。
本稿作成中の株価は1200円台入り水準、予想税引き後配当利回り1.6%。インフラ関連企業として、存在感は強い。過去9年余りの修正済み株価パフォーマンス推移は3.4倍。中長期投資の対象と捉えられるが、さて・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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