ランドビジネス、欧州アパレル輸入のエフイーエヌを完全子会社化

2025年12月24日 07:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■Duvetica等の独占販売権獲得、欧州拠点と連携し事業拡大へ

 ランドビジネス<8944>(東証スタンダード)は12月23日、欧州アパレルブランドの輸入・販売を手がける有限会社エフイーエヌの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。同取得は12月19日開催の取締役会で決議され、2025年1月9日に実行予定。これに伴い、エフイーエヌの子会社である株式会社しほみと株式会社デュベティカジャパンも孫会社となる。

 エフイーエヌは、Duvetica、Giabs Archivio等の欧州高付加価値ブランドを扱い、約60社の取引先を持つ国内卸売と自社店舗販売を展開している。同社が保有する欧州アパレル品の対日独占販売権と、輸入・生産・販売にわたる一貫した事業基盤は、ランドビジネスのアパレル事業戦略との親和性が高い。買収後は、同社が欧州に設営したLand Business Italia S.r.lとLand Business Parisを参画させることで、欧州での委託製造オペレーションの拡充や欧州市場でのアパレルビジネス展開を視野に入れた事業が可能になると見込んでいる。

 ランドビジネスはアパレル事業の収益力強化を成長戦略の柱に据えており、同取得により商品企画、製造、調達、販売の高度化を図る。コスト構造の見直しを通じて営業利益率の改善と中期的に安定したキャッシュ・フローの創出が可能と判断し、中長期的な企業価値向上に資するとして全持分取得を決定した。取得価額は守秘義務により非開示だが、直前事業年度末純資産の15%未満である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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