ファナックが出直り強める、自社株買いと消却など好感、対中トランプ関税緩和の可能性も好感

2025年4月24日 09:35

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今期・26年3月期の業績予想は開示を見送る

 ファナック<6954>(東証プライム)は4月24日、一段と出直って始まり、取引開始後は5%高の3677.0円(180.0円高)まで上げ、下値圏から連日持ち直している。23日午後に3月決算と自己株式の取得(自社株買い)、消却などを発表。また、米トランプ大統領が中国製品に課した145%の関税について緩和する姿勢を見せたと伝えられ、中国景気の回復も追い風になる期待が出ている。ただ、今期・26年3月期の業績予想については、現時点で合理的に算定することが困難であるため記載していないとした。

 自社株買いは1250万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.34%)、500億円を各上限に、2025年5月1日から26年4月30日まで行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】株主優待制度、企業の新たな株主還元戦略として台頭(2025/03/10)
【重複上場の可能性】名証・福証への重複上場が企業にもたらすメリット(2025/03/02)
【東証改革の光と影】悲鳴を上げる上場企業―MBO急増で初の上場企業数減少へ(2025/03/05)
【株式市場特集】市場不安定時に光る地方創生株と重複上場銘柄の可能性、不透明相場でしぶとさ見せる(2025/03/03)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事