【株式市場】日経平均は101円高、2日続伸、TOPIXは小安いが後場自動車株など堅調

2025年4月2日 16:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万5725円87銭(101円39銭高)、TOPIXは2650.29ポイント(11.44ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は18億4820万株

 4月2日(水)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)が一段強含んで始まりジリ高のまま高値引けなど自動車株が総じて強く、米国時間2日に発表される「トランプ関税」への警戒感は幾分収まる様子となった。日経平均は20円高で始まり、14時頃に前場の高値を上回り154円高(3万5778円)まで上げ、大引けも堅調で2日続伸となった。三菱重<7011>(東証プライム)などの重工3銘柄も一段強含んだ。

 後場は、イー・ガーディアン<6050>(東証プライム)が一段と反発幅を広げ、フィッシング詐欺などで使われる偽サイト検知通報システムなど材料視。パルGHD<2726>(東証プライム)も反発し大阪万博の開幕迫り期待強まる中で証券会社から投資判断が出て買い安心感。工藤建設<1764>(東証スタンダード)はマンション定期修繕の大手の談合を受けて出番拡大の期待など言われ一段高。イオレ<2334>(東証グロース)は引き続き暗号資産関連報道事業への期待衰えず5日連続大幅高。Synspective<290A>(東証グロース)は政府プロジェクトへの衛星データ関連事業の採択など材料視されストップ高。QPS研究所<5595>(東証グロース)もJAXAからの補助金決定に加え証券会社から投資判断が出て急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億4820万株(前引けは8億4207万株)、売買代金は4兆324億円(同1兆7710億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は383(前引けは363)銘柄、値下がり銘柄数は1208(同1217)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、輸送用機器、機械、サービス、保険、非鉄金属、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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