ブルーフロント芝浦、ツインタワーの1つ「TOWER S」が完成

2025年3月8日 09:58

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完成したタワーS(野村不動産発表資料より)

完成したタワーS(野村不動産発表資料より)[写真拡大]

  • 各施設の開業予定

 野村不動産とJR東日本が、国家戦略特別区域計画の特定事業として東京都港区の浜松町ビルディング(旧東芝ビルディング)周辺で整備している大型複合施設「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」(港区芝浦)で、ツインタワーの一つとなるTOWER S(タワーS)と外構部の飲食店が完成した。5月に一部店舗が先行開業、タワーSで7月にホテル、8月にオフィス、9月に商業施設が順次開業する。

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 ブルーフロント芝浦は、街区面積が約4.7ヘクタール。ともに高さ約230メートルで、地下3階、地上43階建てのタワーS、地下3階、地上45階建てのタワーN、JR浜松町駅から芝浦エリアを緑のアプローチでつなぐ「グリーンウォーク」などを整備している。ツインタワー2棟の合計延べ床面積は約55万平方メートルに及ぶ。

 タワーSは高層階に日本初進出となる、欧州最大手ホテルグループ・アコーのラグジュアリーホテル「フェアモント東京」(約220室)、中層階にワンフロア約5,000平方メートルのオフィス、低層階と外構部に2つのフードホールを中心に約40店が展開する商業施設が入る。

 グリーンウォークは既に開通し、5月30日にアメリカンダイニングの「パームスプリングスクラブ」など3店が先行開業する。フェアモント東京は7月1日、オフィスは8月、その他の商業施設は9月にオープンを予定している。タワーNは2027年度に浜松町ビルディングを取り壊して工事に着手し、2030年度完成を目指している。

 ブルーフロント芝浦の整備に合わせ、東京都港区は2カ所に点在していた区立公園をブルーフロント芝浦北側に移転して集約、区立新浜公園として整備した。広さは約1,700平方メートル。子ども向け遊具を設置し、区民の憩いの場所として活用する。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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