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アンジェス 3Q大幅な増収、拡大新生児スクリーニングの受託数が順調に増加
*13:10JST アンジェス---3Q大幅な増収、拡大新生児スクリーニングの受託数が順調に増加
アンジェス<4563>は8日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比359.4%増の4.71億円、営業損失が70.42億円(前年同期は92.07億円の損失)、経常損失が70.50億円(同47.20億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が71.56億円(同47.98億円の損失)となった。
当第3四半期累計期間の事業収益は前年同期比で大幅増収となった。同社グループでは、2024年5月27日より早老症治療薬「ゾキンヴィ」の販売を開始し、1.85億円の商品売上高を計上している。また、HGF遺伝子治療用製品コラテジェンは、条件及び期限付製造販売の承認を取得し、2019年9月から田辺三菱製薬より販売していた。2023年5月に条件解除に向けた製造販売承認申請を提出したが、2024年6月に承認申請を一旦取り下げ、それに伴い承認の期限が満了し、販売を終了した。この結果、製品売上高は0.11億円となり、前年同期より0.03億円減少している。一方、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリーにおいては、一般社団法人希少疾患の医療と研究を推進する会が展開する拡大新生児スクリーニングに加え、公益財団法人群馬県健康づくり財団、埼玉県立小児医療センターからも拡大新生児スクリーニングの受託を開始した。このように拡大新生児スクリーニングの受託数が前年同期に比べ順調に増加していることから、手数料収入として1.99億円(前年同期比1.25億円増)を計上した。さらに、連結子会社のEmendoBio Inc.が開発したゲノム編集のためのOMNIヌクレアーゼの非独占的使用権について、スウェーデンのAnocca ABとライセンス契約を締結し、契約一時金を研究開発事業収益として0.75億円計上した。
2024年12月期通期については、売上高が前期比292.2%増の6.00億円、営業損失が84.50億円、経常損失が84.50億円、親会社株主に帰属する当期純損失は86.50億円とする3月14日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。《ST》
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