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今日の為替市場ポイント:日銀による年内追加利上げ観測後退で円売り継続の可能性
記事提供元:フィスコ
*08:13JST 今日の為替市場ポイント:日銀による年内追加利上げ観測後退で円売り継続の可能性
2日のドル・円は、東京市場では143円43銭から144円19銭まで上昇。欧米市場では143円95銭から146円51銭まで続伸し、146円46銭で取引終了。本日3日のドル・円は主に146円台で推移か。日本銀行による年内追加利上げ観測は後退し、リスク選好的な円売りは継続する可能性がある。
報道によると、石破首相は10月2日、日本銀行の金融政策について「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と述べた。石破首相は植田日銀総裁と面会し「これから先も緩和基調を維持しながら経済が持続的に発展していく、デフレ脱却に向けてこれから先経済が推移していく、そういうことを期待している」との意向を伝えたようだ。一方、植田日銀総裁は「経済・物価が日銀の見通し通りに動いていけば金融緩和の度合いを調整するが、本当にそうか見極めるための時間は十分にあると考えている」と石破首相に伝えている。石破首相(政府)はデフレ脱却を目指しているため、日銀が政府の意向を重視した場合、年内に追加利上げを行うことは難しくなりそうだ。《CS》
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