ジェイエスエスは25年3月期1Q減益だが売上面は堅調

2024年8月14日 11:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は8月9日の取引時間終了後に25年3月期第1四半期連結業績(当期より連結決算に移行)を発表した。前年同期の非連結業績との比較で見ると減益だが、売上面は概ね堅調だった。通期の連結業績予想については、子会社化したワカヤマアスレティックスの財務諸表を精査中のため未定とした。配当については増配予想を据え置いた。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化の影響で急落したが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。

■25年3月期1Q減益だが売上面は堅調、通期予想は未定

 25年3月期第1四半期の連結業績(当期より連結決算に移行)は、売上高が19億56百万円、営業利益が43百万円、経常利益が47百万円、親会社株主帰属四半期純利益が30百万円だった。

 前年同期の非連結業績(売上高19億81百万円、営業利益74百万円、経常利益80百万円、四半期純利益が52百万円)との比較で見ると、人件費の増加などにより減益だが、売上面は概ね堅調だった。期末時点の全事業所合計会員数は5.4%減の8万1909人となった。

 通期の連結業績予想については、子会社化したワカヤマアスレティックスの財務諸表を精査中のため未定とした。配当は据え置いて、24年3月期比50銭増配の15円(第2四半期末7円50銭、期末7円50銭)としている。連続増配予想である。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価は地合い悪化の影響で急落したが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、目先的な売り一巡して出直りを期待したい。8月13日の終値は458円、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約3.3%、前期実績PBR(前期実績のBPS728円29銭で算出)は約0.6倍、そして時価総額は約18億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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