サッカー男子、パラグアイに5-0で圧勝　パリ五輪予選リーグ

　25日（日本時間）、フランス・ボルドー競技場でサッカー男子のパリ五輪予選リーグ初戦が行われ、日本がパラグアイに5-0で圧勝した。南米予選を1位で突破したパラグアイに圧勝したことで、メキシコ大会銅メダル以来の56年ぶりのメダル獲得に、期待が高まる試合となった。

　試合は開始直後から日本がゴール前に攻め込む展開となり、日本が先制する。パラグアイは先制された直後に退場者を出したこともあり、その後も日本が試合を支配。後半は大量4点を追加、無失点の5-0で圧勝、幸先の良い初戦となった。

　前半19分、左サイドでスルーパスに反応した大畑歩夢がクロスを入れると、三戸舜介が冷静にゴールニアサイドに蹴り込んで先制する。前半25分、パラグアイは一発退場により10人となる。カウンター攻撃を仕掛けてくるも日本はDFの素早いチェックで対応する。

　後半は開始直後からパラグアイがセットプレーを中心に反撃を見せるも、日本は無失点で乗り切る。すると後半19分、斉藤光毅が左サイドを切り崩しクロスを上げると、走り込んだ三戸がヘッドで合わせ追加点を奪う。さらに後半24分、ゴール前の斉藤が右サイドからのパスを後ろに落とすと、そこに走り込んできた山本理仁が鋭いシュートをゴール右隅に蹴り込んで3点目を奪う。

　後半36分、日本は荒木遼太郎のFKがゴール前に上がると、藤尾翔太がヘッドで合わせ4点目を奪う。後半42分、1点を狙って前がかりとなったパラグアイに日本はカウンター攻撃を仕掛ける。
センターサークル付近からのスルーパスに反応した藤尾が抜け出しGKと1対1になると、PA中央付近から冷静にゴール隅に流し込みダメ押しの5点目を奪った。