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神鋼商事が再び上場来高値を更新、きょうは日銀短観の改善なども好感の見方
■グリーンアルミニウム原料を用いた自動車向けアルミ板材にも期待強い
神鋼商事<8075>(東証プライム)は7月1日、再び一段と上げ、取引開始後に8180円(260円高)をつけて3取引日ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。2024年3月期の業績は連結経常利益が過去最高を更新するなど好調で、今期・25年3月期は減益を見込むが、1日は、日銀が今朝発表した6月の日銀短観で「大企業・製造業DI」がプラス14となり、2四半期ぶりに改善した上、市場予想を上回ったと伝えられたことなどを受け、景気敏感株としての側面に期待が強まったと見られている。
このところ株式市場では、グリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材に関する事業に注目する動きもあるようで、5月21日に、日産自動車<7201>(東証プライム)向けに提供しているグリーンアルミニウム原料を適用したアルミ板材に、今回新たにアルミ製バンパーレインフォース、ドアガードバー、サスペンション部品についてもグリーンアルミニウム原料を適用すると発表し、今後、欧州向け量産車へも適用を検討するとしたことや、6月3日には半導体製造装置向けアルミチャンバー合弁加工会社の設立を発表したことなども注目要因とされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)
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