大岩ジャパン、延長戦でカタールに4-2で勝利　U23アジアカップ・準々決勝

　26日、カタール・ドーハのジャシムビンハマドスタジアムでサッカーのU23アジアカップ・準々決勝が行われ、日本が開催国カタールに延長戦の末4-2で勝利した。日本は30日の準決勝でイラクとベトナムの勝者と対戦、勝利すればパリ五輪出場が決まる。

　日本は開始直後に幸先よく先制するも、前半24分に同点に追い付かれる。前半40分にカタールのGKがレッドカードを受け数的に優位となるも、後半4分に逆転される。守備を固めたカタールから後半22分に日本は同点に追い付き、延長戦では疲れが目立ち始めたカタールに日本が2点を奪い勝ち切った。

　前半2分、日本は関根大輝が右サイドから前方へロングボールを送る。これは相手ボールとなるも、バックパスを山田楓喜が奪いそのままPA手前から左足で放ったシュートがゴールに突き刺さる。

　前半24分、カタールは右サイドからアルヤジディがクロスを送ると、アルラウィがヘッドで合わせ同点に追い付く。

　前半40分、GKアブドゥラーの足の裏が細谷真大に接触。このプレーがオンフィールドレビューされた結果、アブドゥラーがレッドカードと判定される。

　後半4分、カタールはメシャールのゴール前へのFKをガベルがヘッドで合わせて、逆転に成功する。後半22分、日本は山本理仁のCKに走り込んだ木村誠二がヘッドで合わせ、同点に追い付く。

　延長前半11分、日本は中盤から藤田譲瑠チマが荒木遼太郎に縦パスを入れる。荒木はPA手前で反転してスルーパスを送ると、これに反応した細谷のGKの股を抜くシュートが決まり3-2と勝ち越しに成功する。　

　延長後半7分、日本はCKからのこぼれ球を川崎颯太が強烈なシュートを放つ。これはGKにスーパーセーブされるも、弾かれたボールを内野航太郎が無人のゴールに流し込んで4点目を奪い勝負が決まった。