【株式市場】前場の日経平均は1260円安、イスラエルのイラン攻撃など受け一本調子に急落

2024年4月19日 12:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万6818円81銭(1260円89銭安)、TOPIXは2603.07ポイント(74.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億8883万株

 4月19日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が前引けにかけて一時146円64銭安(3万6733円06銭)まで急落した。米国で金利高止まり感が再燃しS&P500とNASDAQが5日続落、TSMC(台湾積体電路製造)が世界の半導体産業の生産見通しを引き下げたと伝えられたことに加え、中盤にイスラエルのイラン攻撃が伝えられたこともあり、東証33業種別指数は30業種が値下がりした。値上がりは石油石炭、海運、鉱業だけにとどまった。一方、さくらインターネット<3778>(東証プライム)は政府のAI開発用スパコン整備補助金に関する報道が材料視されストップ高。花王<4452>(東証プライム)もしっかり。

 東京ボード工業<7815>(東証スタンダード)が大きく出直り「炭素固定」のSDGs関連株として環境株ファンドなどが注目の見方。さくらケーシーエス<4761>(東証スタンダード)も大きく出直り米グーグルなどに続きオラクルも大規模な対日サーバー投資を発表など材料視。細谷火工<4274>(東証スタンダード)、石川製作所<6208>(東証スタンダード)などは中盤から動意を強めイスラエルのイラン攻撃報道を材料視。3月26日上場のハッチワーク<148A>(東証グロース)は安値圏から4日連続出直り。Laboro.AI<5586>(東証グロース)は政府のAI開発用スパコン整備に関連と出直り急。

 東証プライム市場の出来高概算は10億8883万株、売買代金は2兆7513億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は47銘柄、値下がり銘柄数は1600銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、海運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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