【株式市場】日経平均は364円高と3日ぶり反発、円安を好感し配当・優待を確保の買いも活発

2024年3月27日 16:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は4万762円73銭(364円70銭高)、TOPIXは2799.28ポイント(18.48ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億9669万株

 3月27日(水)後場の東京株式市場は、前場に公示地価が好感されて上げた不動産株が日銀幹部発言などを受けて当面は超低金利が続くとの見方から一段と上げ、住友不<8830>(東証プライム)は上場来高値の更新幅を拡大。超低利は円安要因でもありホンダ<7267>(東証プライム)、日立製<6501>(東証プライム)なども一段高。並行して金利上昇が追い風になるみずほFG<8411>(東証プライム)なども寄り後に一段と上げ、今日が配当取りの買い付け期限とあって買い旺盛な様子。三井化学<4183>(東証プライム)は13時半のエチレン集約発表を受けて急動意など好材料への反応も旺盛だった。日経平均は一段ジリ高傾向で始まり、14時過ぎから一段と上げて一時581円33銭高(4万979円36銭)まで上げ、大引けは360円高だが3月22日の最高値に迫った。

 後場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が一段ジリ高など半導体関連株の出直りも目立ち、スマホの世界的販売鈍化などで調整含みの村田製作所<6981>(東証プライム)なども一段と出直った。日本農薬<4997>(東証プライム)はインド市場の拡大期待などで一段高。アスコット<3264>(東証スタンダード)は後場伸びきれないが公示地価やマンション市況が好感され急伸。エコナビスタ<5585>(東証グロース)は今10月期の業績回復期待などで出直り急。上場2日目のソラコム<147A>(東証グロース)、同3日目のイシン<143A>(東証グロース)はストップ高。

 27日は3銘柄が新規上場となり、コロンビア・ワークス<146A>(東証スタンダード)3745円(公開価格3300円の13%高)で初値をつけ、高値は前場の4030円、終値は3725円。シンカ<149A>(東証グロース)は1671円(公開価格1320円の26%高)で初値をつけ、高値は後場の1838円、終値は1803円。ダイブ<151A>(東証グロース市場)は午前11時過ぎに3225円(公開価格1820円の77%高)で初値をつけ、高値は前場の3345円、大引けは3050円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は18億9669万株(前引けは8億491万株)、売買代金は5兆2189億円(同2兆2738億円)。プライム上場1655銘柄のうち、値上がり銘柄数は1221(前引けは1364)銘柄、値下がり銘柄数は394(同263)銘柄。

 東証33業種別指数は電力ガスを除く32業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位は、不動産、その他製品、保険、パルプ紙、ゴム製品、繊維製品、小売り、銀行、医薬品、食料品、建設、サービス、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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