DSオートモビル、ChatGPTを標準装備へ 自動車ブランド初

2024年2月27日 16:51

印刷

DSオートモビルが自動車ブランドで初めてChatGPTを標準装備へ(写真:ステランティスジャパン発表資料より)

DSオートモビルが自動車ブランドで初めてChatGPTを標準装備へ(写真:ステランティスジャパン発表資料より)[写真拡大]

 DSオートモビルは20日、自動車ブランドとして初めて、市販車へChatGPTを標準装備すると発表した。インフォテインメント「DS IRISシステム」にChatGPTを実装する形で、3月から出荷予定の市販車に採用される。

【こちらも】フィアット、EV「500e」を北米にも投入 ジェニファー・ロペスとコラボ

 DSオートモビルは、これまで積極的に生成AIを活用してきた。2023年10月に、DS IRISシステムに対するChatGPTの試験導入を開始。音声認識機能を活かし、車内における生成AIの活用を実現している。

 試験導入の成功により、DS IRISシステムの音声認識の利用が50%以上増加したという。これを受け、市販車へのChatGPT標準装備へ踏み切った。

 DS IRISシステムでは、18カ国・13言語の音声認識機能が使用可能。採用国は日本やフランス、イギリス、ドイツなどとなる。言語は基本的に、採用国の母国語を使用。たとえば日本なら日本語、イギリスなら英語という形だ。フランス語やオランダ語、ドイツ語を採用するベルギーのように、複数言語を採用する国もある。

 日本でも4月中旬から、ChatGPT標準装備車が導入される予定だ。日本語での質問に、AIが応えてくれる。たとえば運転エリアのおすすめの名所や、日常生活の疑問などを、DS IRISシステムを通して問いかけられる。

 対象車種はDS 3やDS 7など4車種。利用方法は通常のChatGPTと変わらないため、運転中に気になることがあれば、音声認識の対話で質問して答えを得られる。

関連キーワード

関連記事