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NY株式:NYダウは348ドル高、利下げ期待や企業の好決算が支援
*06:42JST NY株式:NYダウは348ドル高、利下げ期待や企業の好決算が支援
米国株式市場は続伸。ダウ平均は348.85ドル高の38,773.12ドル、ナスダックは47.03ポイント高の15,906.18で取引を終了した。
利下げ期待の再燃で、寄り付き後、上昇。1月小売売上高が予想を下回り、利下げ期待がさらに強まると一段と買われた。ハイテクは、一部で著名投資会社の売却が当局への届け出で明らかになると、利益確定売りに上値が抑制された。ダウは企業の好決算を好感した買いも見られ、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。セクター別では自動車・自動車部品がが上昇、半導体・同製造装置が下落した。
自動車メーカーのステランティス(STLA)は四半期決算で、内容が予想を上回ったほか、30億ユーロ(32億ドル相当)の自社株買いプログラムや増配を発表し、上昇。靴メーカーのクロックス(CROX)は第4四半期決算で調整後の1株利益や見通しが予想を上回り、買われた。ハンバーガーショップチェーンのシェイクシャック(SHAK)は第4四半期決算で売上や利益率が予想を上回ったほか、第1四半期、通期見通しも予想を上回り、買われた。暗号資産取引所のコインベース(COIN)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。オンライン旅行検索サービス会社のトリップアドバイザー(TRIP)も第4四半期決算の内容が予想を上回り、上昇した。
重機メーカーのディア(DE)は四半期決算で欧州需要が弱く、通期の見通しを下方修正し、大きく下落。携帯端末のアップル(AAPL)は署名投資家バフェット氏が運営する保険バークシャー・ハサウェイ(BRK)が保有している同社株のうち一部を前四半期に売却したことが当局への報告で明らかになり、下落。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)も一部著名投資会社による前四半期の同社売却が明らかになり売られた。検索のグーグルを運営するアルファベット(GOOG)は人工知能(AI)の開発を手掛けるオープンAIが検索サービスを開発しているとの報道を受け競争激化を警戒し、売られた。
半導体関連企業のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回り、時間外取引で上昇している。動画配信のロク(ROKU)は四半期決算で1株損失が予想を上回り、下落。
(Horiko Capital Management LLC)《ST》
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