金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2024年2月8日 17:06

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記事提供元:フィスコ

*17:06JST 金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう』と述べています。

続いて、『1月米雇用統計が、非農業部門就業者数と平均時給の前月比の伸びがほぼ市場予想の2倍となったことや、1月米ISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)が前月から上昇し、経済の好調さが確認されたことから、早期の米利下げに対する見方が後退している』と伝えています。

次に、『パウエルFRB議長は4日夜(日本時間5日午前)に放送されたCBSニュースの番組「60ミニッツ」で、金融当局として3月以降まで利下げに踏み切るのを待つ公算が大きいと語った』とし、また、『ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は5日公表のエッセーで、FRBの金融政策スタンスは「想定されているほどは引き締め的になっていないかもしれない」との見方を示した。市場が織り込む3月または5月の利下げの確率は一段と低下したことも金相場には重石となった』と述べています。

また、『好調な株式市場を背景に個人の金投資には盛り上がりが見られない。金ETFはジリジリと減少している』と言及しています。

一方で、『シリアでは4日夜から5日未明にかけ、米軍駐留基地が無人機攻撃を受けた。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止を巡る交渉も合意が成立しない状態が続いており、地政学リスクへの警戒感が金をサポートしている』と伝えています。

また、『商業用不動産の不振を背景とする米地銀の経営に対する警戒感からも、安全資産である金は注目される』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、NY金について、『当面は、強材料と弱材料が混在し、レンジ相場が続きそうだ』と考察しています。NY金予想レンジは、『2000~2100ドル』と予想しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月7日付「金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《CS》

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