坂本花織、今季世界最高点で3連覇 フィギュアスケート全日本選手権

2023年12月25日 07:07

印刷

 24日、長野市ビッグハットでフィギュアスケートの全日本選手権女子フリーが行われ、坂本花織が史上10人目となる大会3連覇を果たした。坂本はショートプログラム(SP)の78.78点と合わせ、今季世界最高となる合計233.12点を叩き出しての圧勝だった。

 昨年の北京五輪では銅メダル、グランプリ(GP)ファイナルでは優勝の実力者が、他のライバルに付け入る隙を見せなかった。これで坂本は来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)に出場、日本人初の3連覇も期待される。

 坂本は冒頭のダブルアクセルを決めるとトリプルルッツ、トリプルサルコーと序盤のジャンプを完璧にこなした。さらに演技後半の連続トリプルジャンプなど難易度の高いジャンプも全て危うげなくまとめ、最終盤のトリプルループまで余裕の演技を続け切った。スピンもステップも最高レベルの演技を見せつけ、表現力でも圧巻の演技を見せつけた。

 2位にはSP3位の千葉百音が209.27点で入った。SP7位で15歳の島田麻央はジャンプにミスが出てスコアを伸ばし切れず、202.18点で3位、伊藤みどり以来の中学生での優勝は出来なかった。またSP6位で13歳の上薗恋奈が200.69点で4位に入り、次世代に期待の星も誕生した。

関連キーワード

関連記事