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通販おせちが人気上昇 豪華なおせちのお供といえば?
ここ数年はコロナ禍の影響で帰省や初詣を控えていた人も多いが、来年は久し振りに明るい年始を迎えられそうだ[写真拡大]
今年も残すところ、あとわずか。クリスマスが終われば、すぐに大晦日がきてお正月。ここ数年はコロナ禍の影響で帰省や初詣を控えていた人も多いが、来年は久し振りに明るい年始を迎えられそうだ。
行政機関や銀行、病院をはじめ、一般的な企業の年末年始の休暇は12月29日から1月3日までとなっているが、働き方改革の一環から連休の合間に有休休暇の取得を推奨している企業も増えており、仮に4日と5日に有休休暇をとれば最大で11連休となる。
昭和や平成の頃と比べると、日本のお正月も大きく様変わりした。初詣はどこの神社も相変わらず大勢の参拝客で混み合うものの、着物姿はめっきり少なくなった。凧あげや羽子板で遊んでいた子どもたちは、ゲームに夢中になっている。年賀状もメールやメッセンジャーなどで済ませる人が増えているし、帰省や年始の里帰りもスマホのビデオ通話で、という家庭も多いようだ。そしてコロナ禍を経て大きく変わったものの一つが日本の「おせち」事情だ。
「おせち」は、元々は3月3日や5月5日のような節句に振舞われる料理の総称として使われていたようだが、現在では重箱にぎっしりとつめられた正月の御馳走のことを指す言葉となっている。重箱に詰められる料理にはそれぞれ縁起が良くて保存のきく食材が使われた、日本の新年を祝う食の代名詞。住んでいる地域や家庭によって、重箱に入れる料理も異なり、「おせち」はある意味、家庭の味が重箱いっぱいに詰まったものでもある。
ところが、近年は有名料理店や百貨店、スーパーなどで出来合いのおせちを買って済ませる家庭も増えている。さらにコロナ禍を経て通販でおせちを注文する家庭が急増しているという。また、お正月の間はずっとおせちを食べ続けるという習慣もなくなりつつあり、元旦に食べきってしまえるような、小さな重箱のおせちが主流となりつつある。重箱が小さくなった分、中身を豪華で贅沢にするのが、令和時代のおせちのようだ。
そして、おせちのお供といえば、やっぱり日本酒ではないだろうか。普段はビールや焼酎を楽しんでいるという人も、お正月くらいはやっぱり、日本人らしく日本酒をゆっくりと飲みたいもの。おせち料理には日本酒の存在は欠かせない。
例えば、日本一の酒どころ、灘五郷のひとつ白鶴酒造の「超特撰 白鶴 御影郷 純米大吟醸 白鶴錦 720ml」がおすすめだ。丹波杜氏のこだわりが詰め込まれた限定酒で、白鶴が独自開発し、同社社員が「白鶴ファーム」で育て上げた「白鶴錦」を精米歩合 38%まで磨き上げ、白鶴独自酵母を使用して醸した日本酒。1本11,000円と少々お高めではあるが、正月だからこそ、豪華なおせちと一緒に楽しんではいかがだろう。直営店限定ブランドではあるものの、同社の公式オンラインショップでも手に入れることができる。
また、最近のおせちは洋風のおかずも主流になりつつあるので、それに合わせてワインを選ぶ人も多い。もちろん普通にワインを楽しむのも良いが、一年の門出に飲むお酒なのだから、何か特別な趣向があれば、なお嬉しい。そんな人におススメなのが「西伊豆海底熟成ワインVOYAGE(ヴォヤージ)」だ。「VOYAGE」は、静岡県西伊豆の海底で12月~5月の下旬までの約半年間、紫外線の届かない約15メートルの海底沈めて熟成させた海底熟成ワインだ。おおよそ15度~19度という海水温の中で微振動が加わることで、長期熟成したかのようなまろやかでコクのある味わいが生まれる。フランス産・イタリア産・チリ産と、複数のワインがあるので、飲み比べてみても楽しい。熟成中にボトルに付着した貝殻や石灰藻などもビンテージワインのような趣があり、新たな年を航海に見立てて乾杯すれば、明るい一年が見えてきそうだ。
昭和世代はとくに、お正月らしさが年々失われていると嘆く人も多いが、「らしさ」も時代の流れでどんどん変わっていくものだ。今は今のお正月らしさを存分に楽しみ、祝いたいものだ。(編集担当:今井慎太郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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