川崎フロンターレが優勝、3大会ぶり2度目 サッカー天皇杯

2023年12月9日 18:21

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 9日、サッカーの天皇杯決勝が東京・国立競技場で行われ、川崎フロンターレが柏レイソルにPK戦の末、勝利した。川崎Fは3年ぶり2度目の優勝、来年のACL出場権を得た。

 試合は川崎がボールをキープしながらも、柏のカウンターからのチャンスも目立つ展開。両チームとも集中力を欠かない緊迫した試合のまま、0-0で90分を終える。延長戦も決定的なチャンスを作りながら120分が終了、PK戦も10人が蹴り合った。

 川崎Fはリーグ戦を8位で終えたものの、10月以降の公式戦は10戦無敗、またACLではグループステージを5連勝で突破していた。柏はリーグ戦17位、終盤にはリードしても後半に失点を許す試合が続いており、守備陣が粘れるか注目されていた。

 後半24分、柏はサヴィオからのロングフィードを受けた細谷真大がDFの背後からのチャージにも倒れず、そのままゴール前へ。しかしGKと1対1となる直前にボールが足元から離れ、GKにキャッチされる。アディショナルタイム、柏はCKから逆サイドでボールを受けた片山瑛一がDFに競り勝ち、角度の無いところからシュートを放つもゴールポストに弾かれる。

 延長前半10分、柏はロングボールにDFの裏へ抜け出した細谷がPA内に進入、放ったシュートはGKにセーブされる。延長後半13分、川崎Fは右のサイド深い位置からのクロスに反応したゴミスがヘッドで合わせるもGKが弾き、さらにポストに弾かれる。このこぼれ球に家長昭博が押し込むも、再びGKが押さえ込む。

 PK戦では、柏の4人目と6人目がクロスバーに弾かれる。川崎も5人目と6人目がGK松本健太にスーパーセーブされる。最後は柏10人目となるGK松本のPKがセーブされ、熱戦に決着が付いた。   

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