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2日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、ハイテク株に売り
*16:47JST 2日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、ハイテク株に売り
2日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比13.67ポイント(0.45%)安の3009.41ポイントと反落した。
中国の景気鈍化が改めて不安視される流れ。1日に公表された10月の財新中国製造業PMI(民間による)は49.5に低下し、景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んだ。10月31日に発表された中国製造業PMI(国家統計局などによる)も市場予想を下回り、節目の50を再び割り込んでいる。経済対策の期待感などで朝方買われたものの、上昇の勢いは続かず、後場途中からマイナスに転じた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)と光学機器メーカーの鳳凰光学(600071/SH)がそろって3.2%安、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が2.5%安、光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)が2.1%安、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)と半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)がそろって1.9%安で引けた。
酒造・食品・飲料株もさえない。重慶ビール(600132/SH)が4.8%、四川水井坊(600779/SH)が3.5%、舎得酒業(600702/SH)が3.3%、新疆天潤乳業(600419/SH)が1.8%、上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が1.2%、仏山市海天調味食品(603288/SH)が0.8%ずつ下落した。医薬株、不動産株、素材株、インフラ関連株、軍事関連株、空運株なども売られている。
銀行株はしっかり。中国民生銀行(600016/SH)が1.9%、中信銀行(601998/SH)が1.5%、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.3%、中国農業銀行(601288/SH)が1.1%ずつ上昇した。エネルギー株、自動車株、公益株、海運株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.04ポイント(0.89%)安の227.74ポイント、深センB株指数が7.38ポイント(0.70%)安の1040.64ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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