中国AI企業の生成AIが毛沢東を批判する文章、株価がストップ安に

2023年10月28日 09:21

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記事提供元:スラド

中国の音声認識人工知能企業である科大訊飛(アイフライテック)の販売する学生向けタブレット端末に内蔵された生成AIが毛沢東を批判する文章を生成したことが現地で物議を醸しているらしい(時事ドットコムニューズウィーク日本版)。

子供が歴史上の人物を調べようとしたところ、AIが関係のない毛沢東に関する文章を生成。その内容に「不寛容で偏狭だ」「(長男の死で)疑い深くなり、文化大革命を起こした」と毛沢東を批判する内容が表示されたという。この問題により、アイフライテックの株価は10%急落し、ストップ安となった。アイフライテックはコメントを控えており、問題のコンテンツは外部のサプライヤーが提供したものだとし、同社はコンテンツの審査メカニズムを強化する方針だとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、 言論の自由が無い国で生成AIを提供するのは難しそう。

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