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【注目銘柄】アイデミーはDX支援サービスが好調で業績上ぶれ、株価は売られ過ぎ修正へ
■「半値八掛け二割引き」の底値から反転へ
アイデミー<5577>(東証グロース)は、前週末13日に発表した今2024年5月期第1四半期(2023年6月~8月期、1Q)決算で、売り上げが過去最高となり、営業利益が増益で着地し期初計画を上ぶれる進捗率を示したことが買い手掛かりとなりそうだ。テクニカル的にも、今年6月23日の新規株式公開(IPO)時につけた上場来高値5760円から前日の上場来安値まで大きく調整し、底打ちの相場アノマリーとされる「半値八掛け二割引き」の水準を下回ったことから底値での打診買いも交錯している。
■DX支援の顧客伴走型サービス「Modeloy」が35%増と伸び業績押し上げ
同社の今期1Q業績は、売り上げ4億7200万円(前年同期比18.5%増)、営業利益6000万円(同1.3%増)、経常利益5700万円(同5.8%減)、純利益6200万円(同3.7%増)となった。働き方改革に伴い生産性向上や業務改善のためDX(デジタルトランスメーション)需要が高まる好事業環境下、売り上げは、四半期ベースでは過去最高となったが、これはデジタル改革を顧客企業に伴走しながら支援するサービス「Modeloy(モデロイ)」で、長期継続企業が122社に増加し、受注も順調に拡大し売り上げが1億1800万円(同35.6%増)と大きく伸び、案件単価も上昇し収益性が向上したことが要因となった。1Qの売上原価は、「モデロイ」の大幅増で外注費が増加して1億3500万円(同54.5%増)と負担増となったが、営業利益は、増益着地するとともに、売上高営業利益率は12.9%と高水準をキープした。この1Q業績の今5月期通期予想業績に対する進捗率は、売り上げで22%、営業利益で21.8%となったが、業績自体に下期偏重の会計特性があり期初計画を上ぶれた。
今5月期通期業績は、期初予想に変更はなく売り上げ21億5000万円(前期比29.0%増)、営業利益2億7800万円(同16.7%増)、経常利益2億5100万円(同4.5%増)、純利益1億8000万円(同37.9%減)と見込んでいる。なお純利益は、税金費用が平準化するためマイナスとなるが、営業利益、経常利益は続伸する。
■「半値八掛け二割引き」の底値水準を下回りまず25日線水準奪回を目指す
株価は、今年6月に公開価格1050円でIPOされ5560円で初値をつけ、この初値倍率5.29倍は、今年のIPO市場でトップとなる高人気となり、直後に上場来高値5760円へ上値を伸ばした。最高値後は利益確定売りや新興市場の人気離散もあって下値を探り、連日の上場来安値と調整中である。この安値は、底打ちのアノマリーとされる「半値八掛け二割引き」水準を下回っており、底値での打診買いも交錯した。まず25日移動平均線水準の1994.5円奪回の売られ過ぎ修正に動こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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