関連記事
訪日客が増えると、クレジットカード会社の手数料赤字が増える
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 コロナ禍が終わり、日本を訪れる外国人が増えている。訪日外国人は日本人よりクレジットカード決済の割合が高く、クレジットカード各社の利益が増えると思いきや、日経新聞によると、意外にも逆に訪日客がクレジットカードを使うほど損失が生まれるのだという。訪日客がコロナ禍前の水準に戻れば、業界全体で年間200億円規模の赤字になるとのこと。
クレジットカード各社は、加盟店からカード利用額の1.9%程度を手数料として受け取る。海外のカード発行会社に1.8%程度、VISAやMasterCardなど国際ブランドに0.8%程度支払う必要があり、人件費なども含めると0.7%分の赤字となるという。
なお中国人観光客が使う銀聯は普及を優先して手数料を下げており、海外クレジットカードの赤字を銀聯の黒字で補う構図だったのが、中国からの団体旅行が途絶え、米欧からの訪日が先に回復したため赤字構造が強まったとのこと。
スラドのコメントを読む | お金
関連ストーリー:
コミケにPOSレジを持ち込む猛者現る 2023年08月17日
フランスで8月より紙のレシートが原則廃止 2023年08月08日
年利4.15%のアップル預金サービスの総残高、4か月で100億ドル突破 2023年08月04日
電話オペレーター経由で旅行契約した一部のクレジットカードで不正利用被害 2023年07月25日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク