虎ノ門ヒルズに多用途複合施設「ステーションタワー」完成、10月6日開業へ

2023年7月21日 08:17

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完成した虎ノ門ヒルズ(森ビル発表資料より)

完成した虎ノ門ヒルズ(森ビル発表資料より)[写真拡大]

  • TOKYO NODE HALL (c) DBOX for Mori Building Co., Ltd.
  • 「ホテル虎ノ門ヒルズ」エントランスイメージ
  • 「ホテル虎ノ門ヒルズ」ラウンジイメージ

 東京都港区の虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合が推進する、多用途複合施設「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(港区虎ノ門)が完成した。高さ266メートルの超高層施設で、商業施設や国際水準のオフィス、ホテル、情報発信拠点などが入る。これにより、2014年から順次施設が開業してきた虎ノ門ヒルズは、多様な都市機能を結合した国際新都心として完成する。

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 虎ノ門ヒルズステーションタワーは地下4階、地上49階建て延べ約23万6,600平方メートル。地下と低層階に約70店、店舗面積約1万1,000平方メートルの商業施設。中層階に米ホテル大手「ハイアット」のブランド「アンバウンドコレクションバイハイアット」が東京へ初進出する約200室の「ホテル虎ノ門ヒルズ」、高層階に約10万7,000平方メートルのオフィスが入居する。

 最上部にはメインホール、ギャラリー、スカイガーデン、プールなどを備えた情報発信拠点「TOKYO NODE」が登場する。ビジネスやアート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど領域を超えたコラボレーションを促し、新しい価値や体験、情報を世界に発信する。

 ステーションタワーの開業に伴い、これまでの地下鉄駅で見られなかった開放的な駅前空間「ステーションアトリウム」が出現するほか、桜田通り上にかかる幅20メートルの大規模歩行者用デッキ「T-デッキ」が登場。エリア全体の回遊性とにぎわいを創出する。

 虎ノ門ヒルズは、再開発組合に森ビルなどが参加して2014年開業の「森タワー」(高さ247メートル)、2020年開業の「ビジネスタワー」(185メートル)、2022年完成の「レジデンシャルタワー」(220メートル)と多様な超高層施設が次々に誕生してきた。ステーションタワーの開業で総延べ床面積約79万平方メートル、オフィス約30万平方メートル、住宅約730戸、店舗約170店、ホテル客室約370室の巨大施設となる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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