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ライトウエイトスポーツに新時代到来! ケータハムがEVコンセプトカーを公開
軽さ、シンプル、機敏さというケータハムのドライバー重視のDNAを受け継いだEVクーペのコンセプトカー(画像:VTホールディングス発表資料より)[写真拡大]
VTホールディングスの子会社である英国ケータハムは12日、2025年後半から2026年前半に投入予定の軽量EVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表した。
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ケータハムと聞いて、クルマ好きなら知らない人はいないだろう。ロータスの名車セブンの生産を引き継ぎ、独特のレトロ感あふれるレーシングカースタイルで人々を惹きつける。
またスズキ製の660ccエンジンを搭載し、軽自動車登録として64馬力オーバーで登場したことも、話題となった。
ケータハムは、軽さこそクルマの命と言わんばかりに、軽量モデルのスーパーなクルマたちを誕生させてきたわけだが、ついに内燃機関から別れを告げ、電動化に足を踏み入れたようだ。
EV車と言えば、バッテリーの重量が重いため、軽量スポーツカーなど到底ありえないと考えられてきた。だがケータハムでは、車体の元の重量を極限まで軽くし、バッテリー搭載でも軽量スポーツカーとして誕生させることに成功させた。
プロジェクトVには、革新的なカーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーを採用し、車両重量は2+1シートで1,190kgという軽量化を達成している。
全長は4,255m、全幅1,983mm、全高1,226mと、現行スーパーセブンに比べるとかなり大柄なボディになっているが、これも衝突安全性を考えると致し方ないだろう。
パワーユニットは、リアアクスルに272PSのシングルモーターを搭載するだけの100%EVカーであり、バッテリーには高度な熱管理機能を備えた55kWhのUSOCリチウムイオンバッテリーパックが搭載される。50kWのDC急速充電器を使えば、15分間で20~80%の充電が可能と言う。
動力性能は、0-100km/h加速が4.5秒未満、最高速度は230km/h、WLTP航続距離は400kmと発表されている。
プロジェクトVは2025年後半から2026年前半に市場へ投入される計画であり、価格帯は最低小売価格8万ポンド未満を目標としている。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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