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10日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で4日ぶり反発、ソーラー発電関連に買い
*16:50JST 10日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で4日ぶり反発、ソーラー発電関連に買い
週明け10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比7.09ポイント(0.22%)高の3203.70ポイントと4日ぶりに反発した。
先週の続落を受け、買い戻しが先行する流れ。中国景気の持ち直し遅れが懸念される中、当局が打ち出す追加刺激策に対する期待も強まっている。一方、朝方公表された6月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比で横ばいとなり、予想(0.2%上昇)を下回った。生産者物価指数(PPI)はマイナス率が5.4%となり、予想(マイナス5.0%)以上に拡大している。デフレ基調を背景に、景気不安も高まった。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ソーラー発電関連の上げが目立つ。隆基緑能科技(601012/SH)が8.5%高、通威(600438/SH)が7.3%高、弘元緑能(603185/SH)が5.1%高、福莱特玻璃集団(601865/SH)が2.7%高で引けた。発電用モジュールの標準規格について、主要各社が統一することで合意。コスト低減が期待されている。
酒造株もしっかり。四川水井坊(600779/SH)が3.2%、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.7%、青島ビール(600600/SH)が1.5%、重慶ビール(600132/SH)が1.4%ずつ上昇した。軍事関連株、公益株、素材株、食品・小売株の一角なども買われている。
半面、エネルギー関連の銘柄はさえない。中国石油化工(600028/SH)が1.7%、中国石油天然気(601857/SH)が1.3%ずつ下落した。そのほか、タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)が1.9%安で取引を終えている。自動車株、医薬品株、不動産株、保険株、ハイテク株の一角も売られた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.68ポイント(0.26%)安の265.57ポイント、深センB株指数が1.70ポイント(0.15%)安の1148.45ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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