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今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大予想でドルは下げ渋る可能性
記事提供元:フィスコ
*08:10JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大予想でドルは下げ渋る可能性
19日のドル・円は、東京市場では141円97銭から141円44銭まで下落。欧米市場では142円00銭まで買われた後、一時141円66銭まで下げたが、141円97銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に142円を挟んだ水準で推移か。日米金利差拡大の可能性は高いため、ドルは下げ渋る可能性がある。
報道によると、ブリンケン米国務長官と中国の習近平国家主席は6月19日、北京で会談した。米国務長官と中国国家主席の会談は2018年以来となる。米中関係は台湾問題や偵察行為を巡る懸念などで悪化しており、今回の会談を通じて二国間の関係がすみやかに改善されるとの見方は少ないようだ。ただ、18日にブリンケン米国務長官は中国の秦剛外相と北京で長時間の会談を行っている。中国国営メディアによると、秦外相はブリンケン国務長官に対し「台湾問題は中米関係における最も重要な問題で、最も突出したリスク」と述べている。また、一部報道によると対話を継続するため適切な時期に秦外相がワシントンを訪問することで合意したようだ。市場関係者の間からは、「米中間の対話を継続することによって台湾問題を巡って両国関係が予測困難な状況に陥ることを回避できる」との声が聞かれている。世界経済にも重大な影響を与える要因であるため、台湾問題を巡る米中の動向について注視していく必要がありそうだ。《CS》
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