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5月のデスクトップブラウザシェア、米国でOperaがFirefoxを抜く
StatCounter のデスクトップブラウザーシェアデータ 5 月分によると、米国で Opera が Mozilla Firefox を抜き、Google Chrome と Apple Safari、Microsoft Edge に続く 4 位に浮上している。
米国での Opera のシェアは 2 年以上 1% 台で推移していたが、3 月には 2.58% まで急増。5 月は前月の 2.9% からほぼ倍増の 5.65% となっている。一方の Firefox は長期の減少傾向が続いているが、3 月以降急減しており、5 月は前月から 0.51 ポイント減の 4.44% となった。上位は 2 位の Safari (24.59%) が 2.16 ポイント増加した以外は減少しており、1 位の Chrome は 1.82 ポイント減 (53.28%)、3 位の Edge は 2.31 ポイント減 (11.27%) となった。
日単位でみると Opera のシェアは 4 月末から週末に大きく増加するようになり、4 月末の週末には既に Firefox を抜いていた。その後は週末と平日で順位の入れ替わりを繰り返していたが、5 月半ば以降は常に Opera が Firefox を上回っている。Opera 以外のブラウザーでは Safari が週末に増加し、Chrome が週末に減少している。
Opera は世界シェアでも 5 月に 4.04% (+0.92) まで増加しており、5.3% (-0.29) まで減少した Firefox との差を大きく縮めた。日単位で 5 月に Opera が Firefox を上回った日はないが、週末はほぼ並んでいる。このほか、上位では 2 位の Safari (12.85%、+0.96) と 3 位の Edge (9.94%、-1.01) の差が広がっている。1 位の Chrome (65.88%、-0.34) に大きな動きはない。
大陸別にみると 5 月に Opera のシェアが大きく増加したのは北米のみであり、以前から Opera のシェアが比較的高い南米では逆に減少し、欧州では微増にとどまる。北米でもカナダやメキシコでは減少しており、ほぼ米国のみで世界全体の Opera のシェアを増加させたようだ。
ちなみに、Opera は日本でもトップ 6 には入っているが、シェアは 1% に届かず、最近は減少傾向が続いている。5 月は前月から 0.07 ポイント減の 0.57% であり、Internet Explorer (0.65%、-0.03) よりも少ない。Firefox (4.73%、-0.18) は 4 位だ。トップ 3 では 3 位の Safari (9.93%、+3.62) が大きく増加し、1 位の Chrome (62.72%、-1.02) と 2 位の Edge (20.67%、-2.28) は減少した。
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