関連記事
らくらくホンやarrowsのFCNT、民事再生法を申請
あるAnonymous Coward 曰く、 朝日新聞の記事によると、国内携帯電話(スマートフォン)製造大手の「FCNT」が、東京地裁に民事再生法の適用を申請して受理されたそうだ。スマートフォン市場の競争激化や部品価格高騰等が原因で、端末の製造と販売は事業を停止し、修理やアフターサービスは当面停止するようだ。
先日の京セラの撤退と合わせ、日本のスマートフォンや携帯電話製造業は大きな節目を迎えることになった。FCNT製端末を使っている方は、端末の使い勝手はどうだっただろうか。
携帯電話企業のFCNTとREINOWAホールディングス、JEMSの三社は5月30日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。いずれも富士通グループの携帯端末事業を、投資ファンドであるポラリス・キャピタル・グループに譲渡する際、携帯端末事業の運営を目的として設立された企業だった(FCNTプレスリリース、REINOWAホールディングスリリース[PDF]、帝国データバンク、マイナビニュー)。
その中でもFCNTは情報端末機器の開発から販売までを手掛け、JEMSは製造を担当していた。5Gスマートフォンへの需要はあったが、営業時間短縮や価格低下、半導体不足により売上が低下していたという。負債は3社合計の単純合算で合計約1431億600万円に達している。
なおすまほん!!の記事によると、このうちのJEMSに関してはエンデバー・ユナイテッド等3社によるスポンサーグループから、事業を承継・支援するとの意向表明を受けているという。ただしスポンサーグループが承継・支援するのは、FCNTの開発する携帯端末の製造・修理以外の事業とのこと(すまほん!!)。
スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | 日本 | ビジネス | ハードウェア | 携帯電話
関連ストーリー:
京セラ、個人向けの携帯電話事業から撤退 2023年05月17日
スマホのバッテリー残量が少ない時のカメラ使用制限、ユーザーの感じ方とメーカーの設定理由 2023年02月25日
国産スマホ arrows N 一括9万8780円、ミドルレンジAndroidとしては高いとの声も 2023年01月27日
ドコモが6Gで人間の感覚を拡張。攻殻機動隊とかマトリックスを目指すらしい 2022年01月28日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク