X.Org Foundation、SFC傘下に

2023年5月7日 15:48

印刷

記事提供元:スラド

X.Org Foundation が 1 日に採決を行い、資金面のスポンサーを現在の SPI (Software in the Public Interest) から SFC (Software Freedom Conservancy)に変更する案を承認した(メーリングリストでのアナウンスPhoronix の記事)。

X.Org Foundation は 2016 年から SPI 傘下となっていたが、ボランティアが運営する SPI の対応が遅いことなどに不満があり、1 年以上前から新しいスポンサーの検討が進められていた。採決はメンバー 75 人中 55 人が投票し、52 人が賛成 (94.5%)。メンバー 75 人での賛成率は 69.3% となり、規約変更に必要な 3 分の 2 の賛成率を上回って可決した。

同時に規約変更に必要な賛成率をメンバー全員ではなく投票者に限るという規約改正案の採決も行われた。こちらは投票者の 87.3% にあたる 48 人が賛成したものの、メンバー全員に対する賛成率は 64% にとどまり、規約変更に必要な 3 分の 2 の賛成率には届かなかった。

3 月に立候補者不足で話題となった理事改選の結果も発表されている。最終的には 8 人が立候補し、Daniel Vetter 氏と Lyude Paul 氏、Arkadiusz Hiler 氏、Christopher Michael 氏が新理事に選出された。 

スラドのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | ビジネス | X | ソフトウェア | お金

 関連ストーリー:
X.Org Foundation の理事改選、候補者不足で立候補・推薦期限を 2 週間延長 2023年03月28日
Linux Foundation から支援を受けることの是非、FOSS コミュニティで意見が分かれる 2022年11月19日
SFC、FOSS 開発者に GitHub の使用をやめるよう呼びかけ 2022年07月03日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事