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10日の中国本土市場概況:上海総合は0.4%安で7日ぶり反落、電子情報セクターが安い
*17:10JST 10日の中国本土市場概況:上海総合は0.4%安で7日ぶり反落、電子情報セクターが安い
週明け10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比12.29ポイント(0.37%)安の3315.36ポイントと7営業日ぶりに反落した。
売り圧力が意識される流れ。指数は前週末まで6日続伸し、足もとで約1カ月ぶりに心理的節目の3300ポイントを回復している。様子見ムードも漂う。11日に中国の3月物価統計(CPIとPPI)、13日に中国の3月輸出入総額などが公表される予定。主要企業の決算報告も進んでいる。結果を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因だ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、電子情報セクターの下げが目立つ。湖南湘郵科技(600475/SH)がストップ安、同方股フン(600100/SH)が9.3%安、恒生電子(600570/SH)が7.9%安で引けた。
印刷・包装株も安い。成都博瑞伝播(600880/SH)が4.2%、紫江企業(600210/SH)が2.3%、上海龍ウン文創科技集団(603729/SH)が1.8%ずつ下落した。製紙、電子機器、メディア・エンターテイメント、2輪車株の一角なども売られている。
半面、電力株はしっかり。華電国際(600027/SH)が6.6%高、浙能電力(600023/SH)が5.3%高、華能国際(600011/SH)が3.9%高で取引を終えた。このほか造船、家電、ホテル・観光株も買われた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.03ポイント(1.02%)安の293.39ポイント、深センB株指数が6.60ポイント(0.55%)安の1194.36ポイントで終了した。
香港市場は7日と10日がイースターで休場。11日から取引再開する。
亜州リサーチ(株)《CS》
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