映画『白鍵と黒鍵の間に』主演・池松壮亮が1人2役

2023年4月10日 08:39

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『白鍵と黒鍵の間に』が2023年10月6日(金)に公開される。主演は池松壮亮、監督は冨永昌敬。

■南博の回想録を映画化

 映画『白鍵と黒鍵の間に』の原作となるのは、ジャズミュージシャンでもありエッセイストとしても才能を発揮する南博の『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編- 』。ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々を綴った回想録だ。

そんな南博の回想録を、共同で脚本を手掛けた冨永昌敬と高橋知由が“一夜の物語”に大胆にアレンジ。『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編- 』における主人公・南博を、映画『白鍵と黒鍵の間に』では「南」と「博」という二人のジャズピアニストに分けて、二人の運命が大きく狂いだす一夜を描き出す。

■池松壮亮が二人のピアニストを一人二役で

 主演を務めるのは、映画『ちょっと思い出しただけ』や『シン・仮面ライダー』など、日本映画界に欠かせない実力派として活躍の幅を広げる池松壮亮。対照的な二人のピアニストの関係や、ヤクザ同士のもめごと、金と欲望が渦巻く銀座の水商売の裏側、ミュージシャンの理想と現実といった複数のエピソードを同時進行で描く映画『白鍵と黒鍵の間に』において、二人のジャズピアニストを“一人二役”で繊細に演じ分ける。

また、映画『白鍵と黒鍵の間に』で初のピアニスト役を演じることになった池松は、半年間をかけてピアノ演奏の練習を積み役作りを行ったという。劇中に登場する「ゴッドファーザー 愛のテーマ」の演奏は、全て池松本人によるもの。渾身の演奏も本作の見どころの一つだ。

南…池松壮亮
才能に溢れているが、夜の世界のしがらみに囚われて夢を見失ってしまったピアニスト。

博…池松壮亮
希望に満ち、ジャズマンになりたいという夢に向かって邁進する若きロマンチスト。

■監督は冨永昌敬

 監督は、『素敵なダイナマイトスキャンダル』を手掛けた冨永昌敬。冨永は作品の中に、どこか夢のような架空の昭和感と、現実を軽々と飛び越えるマジックリアリズムを融合させながら、二人のピアニストの人生が交わり連なる“銀座の一夜”を描き出す。

■映画『白鍵と黒鍵の間に』あらすじ

 舞台は昭和末期の夜の街・銀座。未来に夢見るジャズピアニスト志望の博は、ある日、場末のキャバレーでひょんなことから「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏することになる。しかし、その曲をリクエストしてもいいのは、銀座界隈を牛耳るヤクザの会長だけであり、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南だけだった。そんな夜の銀座の“暗黙の掟”を破った博と、それに巻き込まれる南。二人のピアニストの運命と、銀座の夜が大きく狂い始める……。

【作品詳細】
映画『白鍵と黒鍵の間に』
公開日:2023年10月6日(金)
出演:池松壮亮
監督:冨永昌敬
脚本:冨永昌敬、高橋知由
音楽:魚返明未
原作:南博『白鍵と黒鍵の間に』(小学館文庫刊)
配給:東京テアトル
製作:「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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