関連記事
主要電子機器メーカーの半導体購入額、22年は7.6%減少
ガートナージャパンは6日、2022年の半導体消費に関する調査結果(速報値)を発表した。それによると、主要な電子機器メーカー上位10社の半導体購入額は前年比で7.6%減少しているという(ガートナージャパン、EE Times)。
これらはPCやスマートフォンなどを販売する企業で、顔ぶれに関しては前年と変わりないとのこと。AppleとSamsung Electronicsは上位2社の座を維持。この10社の中で、Samsung Electronicsとソニーの2社は、半導体消費が対前年比で増加したそうだ。ガートナージャパンは「2022年は世界的なインフレや景気後退などの影響によりPC/スマートフォンの需要が急激に弱まった結果、主要電子機器メーカーの生産が減少した」と述べている。また2022年の半導体売上高の約25%を占めるメモリは、需要が低迷し2022年後半に価格が急落したため、デバイス別で見ると最も成長率が低い10.0%の減収が起きているとしている。こうした影響でメモリ大手のSamsung電子は2022年第4・四半期の営業利益が前年同期比69%減の4兆3000億ウォン(34億9000万ドル)になったことが報じられている(ロイター)。
スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ビジネス | ハードウェア | 統計
関連ストーリー:
日米蘭、半導体製造装置の対中輸出規制で合意 2023年02月01日
Intel、第1四半期は赤字に。PCとデータセンター部門で苦戦 2023年01月30日
TSMC、10〜12月期の売上高・純利益ともに過去最高 2023年01月19日
セルロース・ナノファイバーで半導体特性を発見。東北大学研究 2023年01月17日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク