フェニックスバイオが一時急伸、ヒト非アルコール性脂肪性肝炎モデルに関する発明の特許を好感

2023年2月8日 12:37

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■同社製PXBマウスが貢献、需要増などに期待強まる

 フェニックスバイオ<6190>(東証グロース)は2月8日、急伸商状となって大きく出直り、午前10時にかけて14%高の810円(97円高)まで上げた後も6%高の760円前後で強い相場が続いている。7日付で、出願中のヒト非アルコール性脂肪性肝炎モデルに関する発明(特願2019-550478)が日本において特許査定されたと発表し、買い材料視されている。PXBマウスの需要増などに期待が強まった。公益財団法人:東京都医学総合研究所(東京都世田谷区)との共同出願とした。

 発表によると、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、アルコールをほとんど摂取していないにも関わらず脂肪肝(肝臓に中性脂肪が蓄積された状態)になり、重症化して肝臓に炎症が起こる疾病。肝硬変、肝がんへと進行する可能性がある。本NASH病態モデルは、ヒト肝細胞を持つキメラマウス(当社製品:PXBマウス)が従来のマウスモデルでは難しかったヒトNASH患者にみられる所見を再現しており、ヒトのNASH病態の解明や創薬研究に寄与できるものと考えている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】業績上方修正のバリュー株に注目、最右翼は電炉株・大手商社株(2023/02/06)
【株式市場特集】再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)、ごみ減量化(リデュース)の「3R」関連株(2023/01/30)
【株式市場特集】円高メリット株のうちSPA(アパレル製造小売業)、SPF(家具製造小売業)、SPS(靴製造小売業)などの製造小売株に注目(2023/01/23)
【株式市場特集】新型コロナと季節性インフルエンザの同時検査の抗原検査キット関連株が突破口(2023/01/16)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事