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トヨタ、新型プリウスのHEVバージョン発売 PHEVは3月頃に発売予定
第5世代のプリウス HEVバージョンとPHEV版の2種だが、今回発売を開始したのは1.8リッターモデルと2.0リッターモデルのHEV[写真拡大]
トヨタは、新型「プリウス」のパラレルハイブリッド車(HEV)を発売したと発表した。なお、プラグインハイブリッド車(PHEV)は、今年春3月頃に発売する予定だという。
ハイブリッド専用車、プリウスは1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生。グローバル展開して以来、圧倒的な低燃費性能を備えた新世代のパワートレーンとして、HEVシステムの普及を牽引してきた。カーボンニュートラルに向けて多彩なパワートレーンが生まれる中で、プリウスが将来も選ばれるクルマでとして、第5世代の新型は「Hybrid Reborn」をコンセプトに高い環境性能に加え、モノフォルムシルエットを引き継いだスタイリッシュな「デザイン」と「走り」を兼ね備えたエモーショナルなクルマを目指した。
今回発売のHEVは1.8リッターモデルと2.0リッターモデルの2種のパワートレーンを搭載してラインアップ。いずれも最新の「第5世代ハイブリッドシステム」だという。燃費は1.8車が32.6km/リッター、2.0車が28.6km/リッターだ。2.0モデルのシステム最高出力は、先代比1.6倍の144kW(196ps)に達している。
熟成を重ねたTNGAプラットフォームをベースに、新型プリウスのエモーショナルなデザイン・走りを実現するための改良を施した第2世代TNGAプラットフォームを開発し、低重心化や大径タイヤを採用した。
また、最新のAWDシステム「E-Four」を設定。高出力モーターの採用などにより、雪道などの低ミュー路での登坂性能や旋回時の安定性を向上させている。
安全運転支援システムも充実させた。トヨタ最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備し、先進安全システム(ADAS)の検知対象を拡大するなど、機能の追加を実施した。新たに加えた先進システムは以下。
ブラインドスポットモニターの後方ミリ波レーダーで後続車を検知し、接近した場合には、マルチインフォメーションディスプレイやブザーで知らせる、方車両接近告知システムを採用。同時に、後方車両が非常に接近した場合、システムからドライバーに対して、警察もしくはヘルプネットへの接続を提案します。またドライブレコーダー装着の場合、状況を自動録画するほか、専用の記録領域へデータを保存するため上書きされにくくなる周辺車両接近時サポート(録画機能・通報提案機能)を初採用した。
また、自車が停車中、ブライドスポットモニターの後側方ミリ波レーダーで後方車両を検知し、追突される可能性が非常に高いとシステムが判断すると、自車のブレーキを作動させることで、その後追突された場合の自車の速度を減速します。従来に比べ、衝突前からブレーキを作動することで、より早期での減速が可能なセカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)を新たに採用した。
価格は1.8リッターモデルが275万円から、2.0リッターモデルが320万円から。また、サブスクの新KINTOも開始。月額利用料には諸費用だけでなく、ソフトウェアとハードウェアのアップグレードといった付加価値も加え、月額1万6610円から提供するという。(編集担当:吉田恒)
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