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WhatsApp、政府による遮断に対抗してプロキシサポートを全世界で提供
WhatsApp は 5 日、全世界の WhatsApp ユーザーに対するプロキシサポートの提供開始を発表した(WhatsAppブログの記事、Ars Technica の記事、Softpedia の記事、Android Police の記事)。
国連の報告書によると 2016 年から 2021 年の間に 74 か国で政府によるインターネット遮断が 931 回記録されており、少なくとも 225 回は大規模な抗議活動が行われる最中だったという。インターネット遮断はインターネット全体に対するもののほか、特定のコミュニケーションチャンネルを対象としたものがあり、プロキシサポートは WhatsApp が遮断の対象となった場合に継続して利用可能にするためのものだ。
WhatsApp でプロキシを使用するには、Android/iOS ともに、設定画面の「ストレージとデータ」でプロキシ設定をオンにしてプロキシのアドレスを指定すればいい。遮断の影響を受ける人を助けるため、ボランティアでプロキシサーバーを設置する手順も紹介されている。メッセージはエンドツーエンドで暗号化されるため通信内容がプロキシサーバー設置者や WhatsApp/Meta に見られることはないが、プロキシサーバー設置者が WhatsApp ユーザーの IP アドレスを知ることになる。
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