23日の中国本土市場概況:上海総合0.28%安で7日続落、自動車セクターに売り

2022年12月23日 17:37

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記事提供元:フィスコ

*17:37JST 23日の中国本土市場概況:上海総合0.28%安で7日続落、自動車セクターに売り
23日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.56ポイント(0.28%)安の3045.87ポイントと7日続落した。11月10日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けている。


前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。前日の終値付近でもみ合う展開だった。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が発生する中、経済活動の混乱も危惧された。上海や北京など主要都市で人流が減少し、一部の商業施設や工場などは時間短縮や休業を余儀なくされている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。指数はこのところの下げが急ピッチだったこともあり、値ごろ感に着目した買いも散見される。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、自動車セクターの下げが目立つ。国機汽車(600335/SH)が4.1%安、宇通客車(600066/SH)が3.5%安、長城汽車(601633/SH)が3.1%で引けた。電器関連の銘柄もさえない。寧波東方電纜(603606/SH)が4.4%、盛洋科技(603703/SH)が3.1%、宝光(600379/SH)が2.6%ずつ下落している。石油、アパレル・靴、電子部品、家具、機械関連株なども売られた。


半面、医療機械株は物色される。維力医療(603309/SH)が2.4%高、新華医療(600587/SH)が2.2%高、通策医療(600763/SH)が2.1%高で取引を終えた。メディア・エンタテインメント、印刷包装、電子情報株も買われている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が9.17ポイント(3.22%)安の275.28ポイント、深センB株指数が-4.17ポイント(0.37%)安の1135.63ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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