映画『ワース 命の値段』9.11犠牲者の“命の値段”に向き合う弁護士の実話、マイケル・キートン主演

2022年12月12日 08:16

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『ワース 命の値段』が、2023年2月23日(木・祝)より、TOHO シネマズ シャンテほか全国公開される。主演はマイケル・キートン。

■“9.11”補償金をめぐる社会派エンターテインメント

 映画『ワース 命の値段』は、実話をもとにした傑作社会派エンターテインメント。物語の題材となっているのは、アメリカを襲った未曾有の大惨事“9.11”テロの被害者と遺族に補償金を分配する国家的な大事業だ。

 約7,000人もの人々が被害者となった歴史的事件である“9.11”同時多発テロ事件。アメリカ政府が設立した被害者補償基金に際し「年齢も職種もバラバラの被害者たちの“命の値段”をいかにして算出するのか?」という前代未聞の難題に向き合っていく、弁護士たちの2年間の軌跡を辿る。

■『スポットライト 世紀のスクープ』製作陣×主演マイケル・キートン

 映画『ワース 命の値段』では、共にアカデミー賞作品賞に輝いた映画『スポットライト 世紀のスクープ』『それでも夜は明ける』の製作陣が集結。そして、『バットマン』のマイケル・キートンが主演、プロデューサーを務める。

また、監督は2018年サンダンス映画祭監督賞受賞作『キンダーガーテン・ティーチャー』で注目されたサラ・コランジェロ。脚本は、2008年に書き上げた本作で高い評価を受け、『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』などの大作を手がけたマックス・ボレンスタインが務める。

■マイケル・キートンが“命の値段”を背負う弁護士役に

 マイケル・キートンが演じる物語の主人公は、被害者たちの“命の値段”を背負い補償金分配プロジェクトを束ねる弁護士ケン・ファインバーグ。映画の原案となった回想録『What is Life Worth?』の著者である弁護士のファインバーグ本人と意気投合したキートンは、計算機のようだったファインバーグが遺族の声に耳を傾けるうちに変わっていく姿を真摯に演じきっている。

この他、『ラブリーボーン』のスタンリー・トゥッチや、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のエイミー・ライアンといったベテラン実力派キャストも集結している。

 ■主人公ケン・ファインバーグ…マイケル・キートン

アメリカ同時多発テロ事件の補償金分配事業を担う弁護士。それぞれの苦悩と向き合い、厳しい批判に晒されながらも、法律家としてできる方法で被害者や遺族たちを救おうと奮闘する。

 〈映画『ワース 命の値段』あらすじ〉

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ発生後まもなく、政府が被害者と遺族を救済するための補償基金プログラムを立ち上げる。特別管理人を任されたのは、弁護士ケン・ファインバーグ。調停のプロを自認するファインバーグは、独自の計算式に則って個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すが、さまざまな事情を抱える被害者遺族の喪失感や悲しみに接するうちに、いくつもの矛盾にぶち当たる。

約7000人の対象者のうち 80%の賛同を得ることを目標とするチームの作業は停滞する一方、プログラム反対派の活動は勢いづいていく。期限が刻一刻と迫るなか、苦境に立たされたファインバーグが下した大きな決断とは……。

【詳細】
映画『ワース 命の値段』
公開日:2023年2月23日(木・祝)
監督:サラ・コランジェロ
脚本:マックス・ボレンスタイン
出演:マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン
2019年/アメリカ/英語/118分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:WORTH /日本語字幕:髙内朝子

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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