中国のゼロコロナ政策は限界? 各地で大規模な抗議デモが発生

2022年12月1日 08:23

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記事提供元:スラド

中国で実質的なロックダウンである「ゼロコロナ」政策に対する反発が強まっている。北京や上海などで、大規模な抗議活動が発生中で、日テレNEWSによれば、抗議に屈した当局が、マンションなど十数か所の封鎖を解除したというこれまでに無い事態も起きているらしい。中国の街頭で最高指導者が直接批判されるのは異例とのこと(NHK読売新聞日経新聞Bloomberg日テレNEWS[動画])。

なお29日に中国の国家衛生健康委員会と国家疾病予防管理局、中国疾病予防管理センターの代表者が会見を開くとの報道がある。予防・管理の措置の実施に関するものとされているが29日の夜段階では具体的な報道はないようだ。ただ国営通信が自宅待機を続けていれば頻繁なコロナ検査は不要といった報道をしていることから、なんらかの緩和策がとられるのではと期待されている。この報道を受けてか中国株は反発。香港ハンセン指数は29日、前日比5.2%高、上海総合指数は同2.3%高で取引を終えている(Bloombergロイター日経新聞)。 

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