Metaが大規模な人員削減検討 ほかの大手ITも採用停止やリストラへ

2022年11月10日 09:03

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記事提供元:スラド

Twitterのリストラがいろんな意味で話題となっているが、米ビック・テックの一角であるMeta(旧Facebook)でも大規模な人員削減の話が出ている。米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによれば、Metaの人員整理は数千人の従業員に影響を与えるとの話が出ているという(日経新聞Business InsiderBloomberg)。

Business Insiderによれば、メタの従業員が10月に経営陣から、同社の従業員の10~20%がレイオフされる可能性があるとの警告が出ていた。Metaはこの件に関してはコメントを出していない。配車サービスのリフトも全従業員の13%に相当する約683人を削減すると発表している。

Amazon.comも3日に人材採用を今後数か月凍結方針を発表した。小売事業ではすでに採用活動を止めており、採用停止の範囲を広告やクラウドコンピューティング事業にも拡大するという。米Appleでも研究開発(R&D)以外の部門で多くの職の採用を停止していることが報じられている。Bloombergによれば、年末商戦の売上高の伸びが鈍化するとの見通しが出ており、先月の決算発表前に、採用停止の措置を取っていたという(日経新聞Bloomberg)。

いずれも個人消費の低迷や金利上昇、ドル高による海外事業への影響に対応するための措置とみられている。調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによれば、10月に発表された企業の人員削減は前年同月比で48%増加。今後さらなるレイオフが見込まれるとしている。

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