神戸大、現行すべての新型コロナ変異株に有効な中和抗体を開発

2022年10月26日 16:10

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記事提供元:スラド

神戸大学の研究グループが、これまで発見されたさまざまなCOVID-19の変異株に有効な抗体を開発したと発表した。初期の株から新規のものまで効果が認められたことから「ユニバーサル中和抗体」と名付けたとのこと。製薬会社と連携し、治療薬やワクチンなどとして実用化につなげていきたいとしている(NHK日経新聞カンテレサンテレビ)。

研究グループはCOVID-19感染経験があり、回復後にワクチンを2回接種した患者の血液から細胞の遺伝子を取り出して、ウイルスの働きをなくす抗体「中和抗体」を10種類作製した。そのうちの抗体の一つが、オミクロン株の変異株「BA.5」などこれまで発見された全ての変異株に対して有効な反応を示したとしている。 

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