仙台育英が東北勢初優勝 夏の甲子園

2022年8月22日 19:37

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 22日、兵庫県の阪神甲子園球場で、夏の全国高校野球選手権決勝戦が行われ、仙台育英高校(宮城県)が下関国際(山口県)に8-1で勝利し初優勝した。

 春夏の甲子園を通じても東北勢の優勝は史上初であり、「白河の関越え」を果たすこととなった。

 決勝は、5人の好投手と強力打線を擁する仙台育英と、今春準優勝の近江高校や優勝の大阪桐蔭高校を撃破した下関国際高校との注目の試合であった。

 試合序盤は投手戦となり、3回まで無得点の緊迫した展開となる。4回裏、仙台育英は先頭打者の二塁打から犠打で1死三塁とすると、右前打で1点を先取する。

 5回表、下関国際は四球と安打で無死一、二塁のチャンスを迎えるも内野ゴロが続き無得点に終わる。5回裏、仙台育英は2死三塁から中前打で、1点を追加する。さらに2死一塁から盗塁に成功すると中前打で、さらに1点を追加、3-0とリードを広げる。

 下関国際はエース・古賀康誠が5回途中で降板し、仲井慎が登板する。6回表、下関国際は先頭打者が三塁打の後、内野ゴロの間に走者が生還して1点を返す。

 7回裏、仙台育英は無死一塁から三塁打を放ち1点を追加、さらに1死満塁から満塁本塁打が飛び出しこの回、一挙5点を追加する。

 仙台育英の先発・斎藤蓉は、7回まで1失点に抑え、8回から高橋煌稀が登板し、粘る下関国際を振り切った。

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