国内旅行の消費額、4-6月は4兆4190億円　回復傾向に

　観光庁が17日発表した今年「4月―6月期の日本人による国内旅行消費額」(速報)は4兆4190億円と前年同期に比べ138.1%の増になった。

　このうち、宿泊旅行消費額は3兆4363億円で前年同期比173.1%の増。日帰り旅行消費額は9827億円で前年同月比64.5%の増だった。

　日本人による国内旅行消費額は19年1月―3月期(4兆2109億円)レベルを少し上回るところにまでに回復した。コロナ禍で大打撃を受けた20年4月―6月期(1兆46億円)に比べ、4倍以上に回復してきた。

　日本人による国内延べ旅行者数は1億Ⅰ722万人と前年同月比89.3%の増になった。宿泊旅行者は6198万人、日帰り旅行者は5524万人だった。

　旅行者1人当たりの旅行支出(旅行単価)は宿泊旅行者が5万5442円。前年同期比で29.1%増。日帰り旅行者で1万7788円。こちらは前年同月比2.8%の減になっていた。旅行費には参加費、交通費、飲食代、買い物代、娯楽サービス費、宿泊旅行では宿泊費などが含まれている。(編集担当:森高龍二)

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