12月の百貨店売上、前年下回る SCは好調続く

2026年1月28日 14:11

印刷

(c) 123rf

(c) 123rf[写真拡大]

 日本百貨店協会と日本ショッピングセンター協会が2025年12月の売上高を発表。雑貨や食料品が好調だったショッピングセンターは前年を上回った一方、インバウンド減の影響が大きかった百貨店の売上は前年割れとなったことが分かった。

【前月は】11月の百貨店とSC売上は前年上回る、冬物が好調

■百貨店売上高は5カ月ぶりに前年下回る

 23日、日本百貨店協会が2025年12月度の全国百貨店売上高概況を発表した。売上高は前年同月比(店舗数調整後)1.1%減の6,542億7,222万4,000円となり、5カ月ぶりに前年同月を下回った。

 昨年と比べて休日が1日少なかったことに加えて、インバウンド向けの売上が大きく減少。一方で国内売上は高額商品が好調だったことに加えて、お節料理やクリスマスケーキなどの季節商材が堅調。年末商戦も食料品を中心に活況だった。

 また2025年の年間売上高は前年比1.5%減の5兆6,754億円と、前年を下回った。

■都市以外の地区は全て前年下回る

 大都市は10都市中7都市で前年同月を下回った。その中でもマイナス幅が大きかった都市は、仙台(前年同月比:4.6%減、以下同じ)、福岡(5.2%減)。都市以外の地区は全て前年同月を下回った。特に東北(10.1%減)、中部(4.4%減)、九州(5.0%減)でマイナス幅が大きめだった。

 商品別売上高も前年割れとなった商品が多かった。その中では紳士服・洋品(7.4%減)、子供服・洋品(7.5%減)、その他衣料品(9.3%減)、家電(11.6%減)、その他食料品(5.4%減)など。反対に前年同月を上回った商品は美術・宝飾・貴金属(12.2%増)、その他雑貨(1.9%増)、菓子(2.8%増)、総菜(0.1%増)、サービス(2.3%増)、その他(14.7%増)の6つ。

■ショッピングセンターは雑貨や食料品が好調

 26日、日本ショッピングセンター協会が2025年12月度SC販売統査報告を発表した。売上高は前年同月比1.8%増の8,748億5,338万3,000円となり、46カ月連続で前年同月を上回った。

 気温が高かったことで冬物衣料が苦戦したものの、「雑貨」はキャラクター雑貨、年賀需要の季節商材、「食料品」はクリスマスや正月需要の手土産、「飲食」は忘年会利用、「サービス」はシネマやリラクゼーションが好調で前年を上回った。

■大都市、その他の地域は明暗が分かれる

 売上のうち、テナントは同2.2%増の6,635億748万4,000円で、全体同様に46カ月連続で前年同月を上回った。キーテナントは同0.7%増の2,113億4,589万9,000円となり、7カ月連続で前年同月を上回っている。

 大都市とその他の地域は明暗が分かれた。大都市でプラス幅が大きかったのは川崎市(前年同月比:4.2%増、以下同じ)、名古屋市(5.2%増)、京都市(5.1%増)、福岡市(5.0%増)。反対に仙台市(2.0%減)、さいたま市(0.7%減)、広島市(5.2%減)、北九州市(1.3%減)の4都市が前年同月を下回った。

 その他の地域で前年同月を上回ったのは、東北(1.7%増)、関東(2.3%増)、北陸(1.3%増)、近畿(1.9%増)。反対に北海道(0.1%減)、中部(1.6%増)、中国(1.1%減)、四国(1.1%減)の4地域が前年同月を下回っている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事