関連記事
舞台『ツダマンの世界』阿部サダヲ・間宮祥太朗・吉田羊ら出演で小説家たちの愛憎劇、東京&京都で
舞台『ツダマンの世界』が2022年11月23日(水・祝)から12月18日(日)まで東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーン、12月23日(金)から29日(木)までロームシアター京都メインホールで上演される予定だ。作・演出は松尾スズキが務め、阿部サダヲ・間宮祥太朗・吉田羊らが出演する。東京公演のチケット一般発売は10月1日(土)。
■舞台『ツダマンの世界』小説家たちの濃密な愛憎劇を描く
舞台『ツダマンの世界』は、シアターコクーンの芸術監督を務める松尾スズキが、2020年上演のミュージカル『フリムンシスターズ』以来2年ぶりに書き下ろす作品。日本の昭和初期から戦後を舞台に、小説家たちの濃密な愛憎劇を描き出す。
■『ツダマンの世界』あらすじ
生まれてすぐ母と離れ離れになり、義母に育てられた主人公・津田万治。十歳で父が他界すると、育ての母からいびられて何かと反省文を書かされるようになるが、のちにそれが彼の文章力につながっていく。
地味に小説を書き続け、中年にさしかかったある日、ようやく新作が文壇最高峰の月田川賞の候補作になる。それを機に、賞の選考委員でもある万治の幼なじみ、大名狂児が薦める戦争未亡人の数と結婚することに。だが万治には、劇団の女優にしてカフェで歌も歌う神林房枝という愛人がいたのだった。
さらに、弟子の存在や徴用令状によって人間関係は微妙に変貌し始め、万治を取り巻く人間たちの愛憎関係はさらに複雑に絡み合っていくことに……。
■登場人物
■津田万治(阿部サダヲ)
通称“ツダマン”。弟子に翻弄される小説家。小説家としての人生は、育ての母から反省文を書かされたことによってスタートした。映画『死刑にいたる病』で主演を務めた阿部サダヲが演じる。
■長谷川葉蔵(間宮祥太朗)
佐賀の豪商の三男坊。津田万治の弟子。自己愛と名声欲が強く、津田を翻弄する。演じるのは、ドラマ『奇跡のバックホーム』『ナンバMG5』、映画『破戒』と話題作で立て続けに主演を務める間宮祥太朗。
■オシダホキ(江口のりこ)
『ツダマンの世界』の語り部となる女中。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をはじめ、数々の注目作に出演している江口のりこがオシダホキ役を務める。
■強張一三(村杉蝉之介)
長谷川葉蔵の世話係。演じるのは、唯一無二の個性で観客を魅了する大人計画の村杉蝉之介。
■神林房枝(笠松はる)
歌手志望の劇団員。津田万治の愛人でもある。松尾スズキの作品『フリムンシスターズ』でコミカルな演技をみせた笠松はるが演じる。
■兼持栄恵(見上愛)
葉蔵と関係を持とうとする謎の文学少女。映画・ドラマ・CMでキャリアを積んできた見上愛が、兼持栄恵役で舞台初出演を果たす。
■大名狂児(皆川猿時)
津田万治の友人で小説家。大人計画の俳優・皆川猿時が演じる。
■津田数(吉田羊)
戦争未亡人。のちに津田万治の妻になる。主演舞台『ザ・ウェルキン』など多彩な作品に出演してきた吉田羊が、『ツダマンの世界』の津田数役で松尾スズキの舞台に初出演する。
■公演概要
舞台『ツダマンの世界』
作・演出:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ、間宮祥太朗、江口のりこ、村杉蝉之介、笠松はる、見上愛、町田水城、井上尚、青山祥子、中井千聖、八木光太郎、橋本隆佑、河井克夫、皆川猿時、吉田羊
■東京公演
上演期間:2022年11月23日(水・祝)~12月18日(日)
会場:Bunkamuraシアターコクーン
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
チケット一般発売日:10月1日(土)10:00~
問い合わせ先:Bunkamura
TEL:03-3477-3244(10:00~18:00)
■京都公演
上演時期:2022年12月23日(金)~12月29日(木)
会場:ロームシアター京都メインホール
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13
問い合わせ先:キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888(11:00~18:00/日曜・祝日は休業)
スポンサードリンク