名作ゲーム『ファイナルファンタジーX』歌舞伎化、IHIステージアラウンド東京で23年春開幕

2022年7月22日 12:05

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 名作ゲーム『ファイナルファンタジーX』が歌舞伎化。『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』として2023年春にIHIステージアラウンド東京で上演される予定だ。

■『ファイナルファンタジーX』が歌舞伎化

 『ファイナルファンタジーX』は、2001年7月19日に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として発売された名作ゲーム。世界累計出荷・DL販売本数は2080万本以上となる、「ファイナルファンタジー」シリーズ屈指の人気作だ。ゲームの中では、大いなる脅威「シン」に立ち向かう少年と少女の切ない物語が、シリーズで初めて採用されたキャラクターボイスやシーンに応じて表情が変化するフェイシャルアニメーションによって描かれている。

■尾上菊之助、中村獅童、尾上松也、坂東彌十郎らが出演

 そんな不朽の名作『ファイナルファンタジーX』が、「NINAGAWA十二夜」「マハーバーラタ戦記」「風の谷のナウシカ」など新しい歌舞伎の舞台を創り出してきた尾上菊之助による企画・演出によって初めて歌舞伎化されることに。出演者に、尾上菊之助をはじめ、中村獅童、尾上松也、坂東彌十郎といった豪華なキャストを迎え、アジア初の没入型エンタテインメント劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、『ファイナルファンタジーX』の壮大な物語を届ける。

■『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』ストーリー

 『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』の舞台となるのは、大いなる脅威「シン」に恐怖を抱きながら人々が暮らす世界「スピラ」。「シン」を倒す唯一の手段は、召喚士たちが命と引きかえに発動する究極召喚だとされているが、それでも「シン」は完全には死なず、一定の期間を経て復活する。しかしながら「シン」の出現しない時期“ナギ節”は、人々の心につかの間の安息を与えるのだった。

■登場人物

 ■ユウナ…ビサイド村の少女。「スピラ」に“ナギ節”をもたらそうと決意した召喚士のひとり。

■ティーダ…異世界「ザナルカンド」から「スピラ」へと迷いこみ、ユウナと出会う少年。最初は見知らぬ世界に戸惑うが、召喚士を守る「ガード」としてユウナに同行することに。旅のなか、「シン」に立ち向かう討伐隊の壊滅や、ベールに包まれていた「シン」の正体、「スピラ」の人々が心のよりどころを求めていた「エボン寺院」の裏切りなど、衝撃の出来事に幾度となく襲われるが、ユウナたちと共に自分たちの物語をつむごうとする。


■脚本に『おちょやん』の八津弘幸、共同演出に金谷かほり

 なお、『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』の脚本を務めるのは、NHKの連続テレビ小説『おちょやん』や、舞台化も果たす人気ドラマ『家政夫のミタゾノ』など多くのヒットドラマを手掛ける八津弘幸。尾上菊之助との共同演出には、『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』やB'zのドームツアーなどを手掛けてきた金谷かほりが名を連ねる。

■公演概要

 『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』
上演時期:2023年春
会場:IHIステージアラウンド東京
住所:東京都江東区豊洲6-4-25
出演:尾上菊之助、中村獅童、尾上松也、中村梅枝、中村萬太郎、中村米吉、中村橋之助、上村吉太朗、中村芝のぶ、坂東彦三郎、坂東彌十郎、ほか

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事