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NTT東日本、調布市と都市型資源循環モデルの食育を実施
NTT東日本は23日、調布市などと学校給食の調理残菜を再資源化することをテーマとして、食育の取り組みを実施した。子供たちに、都市型資源循環モデルの理解を深めてもらいたい考えだ。
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ビオストック(北海道帯広市)と、グループのNTTアグリテクノロジーも共同で行った。給食の残菜を活用して栽培したトマトを給食で実食。最先端技術でトマトを栽培する「ローカル5G実証ハウス」の見学も行い、最先端農業に関する学習機会も提供した。
今回食育を行った調布市立深大寺小学校では、調理残菜を回収し超小型バイオガスプラントでメタン処理を行っている。メタンは再生可能エネルギーとして、ローカル5G実証ハウスに供給される。さらにメタン処理に伴って生成された食品由来の液肥を小学校に還元。小学校内で植物の栽培に活用し、環境学習を進めている。
調布市では従来、保育園や学校など子供関連施設で食育の推進に取り組んでいる。NTT東日本グループでも、超小型バイオガスプラントの設置や、学校給食のデジタル化などに注力している。調布市でさらに食育を進めるために、都市型資源循環モデルの学習プログラムを実施した。
プログラムでは調布市が給食残菜の提供や環境教育の企画を実施。ビオストックは超小型バイオガスプラントの提供や、資源循環に関する学習コンテンツの提供を行った。
NTTアグリテクノロジーは、最先端農業や地産地消に関する学習コンテンツを提供。最先端技術を用いて育てたトマトを学校給食に提供するなどした。NTT東日本は、全体のコーディネートなどの役割を担った。
調布市は「食育推進基本計画」に基づき「スクール&アグリカルチャー」に取り組んでいる。NTT東日本グループは、今後もこれらの取り組みを支援する。バイオガスプラントから排出される液体肥料の活用も一層進める。今後は他の企業や自治体とも、再生可能エネルギーや食品廃棄物の削減に関して連携をしていく方針だ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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