インディ500、佐藤琢磨は25位 3回目の優勝ならず

2022年6月1日 11:14

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 モータースポーツにおける世界3大レースの1つ「インディ500」の決勝が5月29日に米インディアナ州で行われた。2017年に日本人初の優勝を果たし、2020年にも2度目の制覇を達成した佐藤琢磨は、25位に終わった。

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 インディアナポリス500マイルレース、通称インディ500は、アメリカのインディアナ州で毎年1回行われる伝統あるモータースポーツだ。モナコGP、ルマン24時間レースと並び、世界3大レースとして知られている。

 2022年は、コロナ禍も収まりつつある中での開催とあり、入場制限が撤廃されたことから30万人を超える観客がインディアナポリスレースウェイに集まった。

 快晴の中、200週のレースが現地時間の5月29日12時45分(日本時間5月30日午前3時時差13時間)にスタートとなった。予選10位からのスタートとなった佐藤は、途中7番手まで順位を上げるもトップ集団に追いつくことがかなわず、25位でフィニッシュとなった。

 レース後のインタビューでは、「勝負をかけていたので、上手くトップグループに入ることが出来れば勝機はあったと思う」と語り、「そこに行くことが出来なければ、集団に飲み込まれるともう上かれないというのがスタート前から、そういうクルマ作りだったのでわかっていた」とコメントしている。

 インディ500はよくF1と比較されることがあるが、思想が全く異なる。F1は開発競争を重視した豊富な資金力がレースの勝敗を作用するが、インディ500は低予算で対等に戦えることを重視している。

 F1ではチームごとの車体の設計、開発、製造で大きなばらつきがあり、予算が競争力に直結する。一方でインディ500では、全て同じ「ダラーラ製シャシー」を使用する。

 そして搭載されるエンジンも、現在ホンダとシボレーの2大メーカーのみで争われる。そのためインディカーは、車両のセットアップとドライバーやチームの力量の争いとなる。つまりインディ500は、ワンメイクレースに近いと言ってよいだろう。

 今回のインディ500ではホンダエンジンを搭載したマーカス・エリクソンが優勝し、ホンダとしては3連覇を果たしている。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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